大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「PF逆襲のシャア」

2019.09.02 / 連載

LINE@限定でSH@CK氏オススメ機種の分析データを配信中。予告ナシ!再配信ナシ!今のうちにPiDEA LINE@に登録を!

【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は9月17日導入開始予定「PF.機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(SANKYO)全国25,000台

初めて市場に登場した下限ベース撤廃内規「PAウルトラセブン」に続いて、今度はスペック違いではない初出コンテンツ機種「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」がリリース開始!
ジャパニーズアニメーションの代表の一つにも挙げられる程の長寿シリーズであり、ガンダム機種は多くリリースされているもののコンテンツ数としては「ファーストガンダム」「Zガンダム」の2作品しかリリースされていない。そんな中で新時代に満を持して「逆襲のシャア」がリリースとなった!「ファーストガンダム」「Zガンダム」共に初動は好調であった事から本機にも初動への期待はもちろんの事、新時代への明るい兆しとなる業績に期待したい!

スペック


そんな本機のスペックは同社開発機「CRF戦姫絶唱シンフォギア」の類型で、約1/199.8の1種2種ショートSTタイプとなっている。基本スペックを「シンフォギア」と比較して確認してみよう。

比較項目 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 戦姫絶唱シンフォギア
通常時大当り確率 約1/199.8 約1/199.8
2種実質大当り確率 約1/7.6 約1/7.4
RUSH突入率 約50.5% 約51.5%
RUSH継続率 約82.2% 約79.7%
時短回数(残保留込) 5・11・103回 5回・11回
最大出玉・比率 1,000個・61.5% 1,470個・40%
RUSH期待値(初当り含まず) 約4,000個(理論値) 約3,900個弱(市場値)
下限ベース(算定値) 26 30

以上のように各種数値がかなり近く、大きく差が出るのは大当り1回の出玉だ。しかしその差を継続率で相殺している仕様である。続いては本機の一番の特徴となる大当り仕様を確認してみよう。

【大当り振分】

[特図1] ラウンド数 出玉(払出) 振分
3R 300個 100%
[特図2]ラウンド数 出玉(払出) 振分
10R 1,000個 61.5%
7R 700個 9.6%
4R 400個 28.9%

【時短回数振分】

抽選状態 時短回数(残保留込) 時短内当選率
特図1当選後 5回 50.6%
特図2当選後 11回 78.8%
残保留当選後(特図1・2共通) 103回 99.99%

本機の最大の特徴は「P番長2」の様に残保留での当選に恩恵を設けてある事。残保留での当選時は次回濃厚となる仕様で、初当り時の時短1回+残保留4回から考えると、初回突入時には高確率で次回濃厚となるのだ!

演出


ガンダムシリーズでも人気の高い作品で、コンテンツそのものを活かした演出となり、昭和の作品とは思えない美麗な仕上がりに。
2種ショートSTによるVストック演出や任意選択可能で豊富な演出ももちろんの事。初当り時の残保留抽選はラストシーンである『アクシズ落下阻止』となり、RUSH中はガンダムシリーズでも人気の高いモビルスーツが集うバトル演出となっているのだ!さらに本機は新筐体『NEO STELLA(ネオステラ)』となっており、「エヴァ13」がベースとなっている事から音響などのクオリティは向上している。

ポイント


本機「PF.機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』になる!

コンテンツ訴求に関しては題材よりも、登場するモビルスーツと『νガンダム&サザビー』の知名度・人気が非常に高いのでメインで行うべきだろう!
そしてスペック面では、シリーズ初となるライトミドル帯からのリリースとなる点や、「シンフォギア」の類型機種である事に合わせ、『兎に角、残保留がアツい!』事を徹底的に訴求するべきだろう!突破型でありながら当選時点で必ずアツい(出玉に期待出来る)瞬間を体感出来る仕様はフィーバー機では希少となるので期待したい!

 

以前、ライトミドルに関する特別記事にて型式試験の厳しい状況により将来的なライトミドルの売り場面積拡大可能性を説いた。だが、型式試験状況も少しずつ改善に向かっていると聞く。
状況が改善に向かえば向かう程、より射幸性が高い低確率帯機種の方が市場を牽引する今までと変わらない状況となり、下限ベース撤廃ハイミドル機リリースの兆しも僅かながら見えてきている状況にある。市場は型式試験の状況に大きく左右される以上、時流適応の一環として時代に適した商品提供を見定めて行う必要があり、先数年は非常に流動的な時代となる事だろう。

そして本機のようなベースが下げられた機種のニーズを上げるには高ベースに慣れたユーザーの育成が必要となる可能性がある事に十分注意をしなければならないだろう。
ベースはユーザーから目に見えない情報であるだけにマイナスイメージが付いた時の影響は大きいと考えられ、育成の為に対価となる出玉を体感させる事が必要となるだろう!

大手法人機械対策課SH@CKの新台講座, SH@CK, 逆襲のシャア, ガンダム