北電子機種でセレクタ付近に不正チップ取付が多発

2018.06.20 / 連載

セデックプレゼンツ「ゴト速報」第66回
毎月第1、第3木曜日に連載中!

月日 地域 メーカー 機種名 ゴト状況
6月4日 福島県 アムテックス CRAビッグシューターX
糸付き玉ゴト(未遂)
5月31日 茨城県 アムテックス
CRトキオスペシャルV1
筐体持ち上げゴト(未確認)
5月30日 宮城県 SANKYO
CRフィーバー宇宙戦艦ヤマトYR
釘曲げゴト
5月30日 宮城県 SANKYO CRフィーバーパワフルDX 釘曲げゴト

みなさん、こんにちは。セデック株式会社 中澤です。第66回目の掲載になります。今回は、不正チップ取り付けによる被害をピックアップします。以前にも記載しておりますが、再度、ご注意を!

[不正セレクタ及び不正外部集中端子板]
今回お伝えするゴトでは、全国的に設置率が高い北電子のパチスロ機種がターゲットになっています。現在、対策が進んでいないホールが多いように見受けられますので注意が必要です。

◯対象機種:北電子パチスロ機種全般
◯被害実例機種:「ハッピージャグラーVⅡKK」「ファンキージャグラーKK」など
◯不正品取付箇所:セレクタフォトセンサー基板及び集中端子板に不正チップを取り付ける
◯不正機能:メダル投入を増幅させ、かつデータ異常が出ないようにホールコンへの信号を操作

点検ポイントは3つの箇所(セレクタ2箇所と集中端子板)です。このゴトの特徴は、これらがそろって機能すること。取り付け、取り外しが簡単であることです。中古流通時などで故意に取り付けられるのが主な混入ルートですが、ホールに設置されている状態でも内部犯行などによって取り付けられる可能性があります。

もう一度言いますが、北電子製の機種は人気ですので、放置すると被害が大きくなる可能性があります。まずは、セレクター周りを点検、対策、保守管理をお勧めします。そして、一度点検したら対策を講じ(手を加えられない/または発見できる対策)、その後も定期的に点検していきましょう。

弊社のサイト「MAX BARRIER(マックスバリア)」で点検方法等を配信しております。 サイトの閲覧やサービスの問い合わせは弊社までご一報ください。

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セデック株式会社
1996年創立。創業以来、安心・信頼して遊技できる遊技環境の構築のため、パチンコホールで遊技台検査を実施してきた。また、ゴト行為などの不正対策としてセンサー類や防護品を提案し、多くのホールで活用されている。
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