PiDEA注目機種（中古機部門）〜2021年6月の中古機市場の流れを振り返る〜

批判意見も消えぬままで
東京オリ・パラ開催の影響はいかに

 

オリンピック強行で さらに稼働低下の可能性!?

長らく続いた緊急事態宣言は沖縄を除き6月20日に解除されましたが、まん延防止等重点措置に移行。飲食店などを中心に苦境は続いています。一度は感染者が減少傾向にありましたが、6月下旬頃から都内を中心に再び感染者が増加。そんな状況ではありますが、東京オリンピック・パラリンピックは予定通り実施されそうです。

入替自粛もなく、業界的には開催でも中止でもあまり影響はないかもしれませんが、人流抑制、観客制限を念頭に開催される見込みだけに、自宅でテレビ観戦される方が増えるかもしれません。そうすると、少なからずパチンコホールに行く人も減るのではないかと懸念しています。6月の年金支給日は4円パチンコのアウトは横ばいでしたが、20スロは減少。オリンピック中はさらに減ってしまうかもしれません。

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「牙狼月虹」は好調だが 全体的には停滞気味

6月上旬から導入開始となった「牙狼月虹」は、平均稼働も「とある」を超える高水準をキープし、一部ホール様では立ち見も出るほどの盛況ぶり。スペックや約3万台という台数も市場規模にマッチしていたようです。しかし「牙狼月虹」は好調でしたが、それ意外の新台は思ったほどの盛り上がりをみせていないのが実情です。1機種でも注目される機種があることは喜ばしいですが、「牙狼月虹」以外にも集客できる機械が続いて欲しいところです。

そんな中、中古機市場も「牙狼月虹」が話題の中心でした。導入当初に流れた中古機は180万円という高値でしたが、瞬間的には280万円を超える時も。現状でも250万円と高値がついてます。その反動もあってか、全体的な相場は下落傾向。これまで高値で安定的な取引が行われていた「超韋駄天」のミドルは35万円まで落ちてきました。また7月導入の「沖海5」の影響もあってか、これまで30万円前後と安定した取引相場だった「大海4SP」も20万円を切る出品が増えてきています。

パチスロの方は変わらず新台は厳しい状況でしたが、「Sガメラ」は直近のAT機のなかではトップクラスの稼働をキープ。

中古機は大きな動きはありませんでしが、「Sバイオ7」の相場が90万円近くまで高騰。一方でこれまで高額取引だった「バジ絆2」は50万円代を割り込んできました。また、高額推移だった「絶対衝激Ⅲ」は再販もあった影響か価格が落ち着いてきましたので、検討の余地ありだと思います。

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平日に集客できる機種で 安定稼働をキープ

現在、平日と土日祝日のアウト差がどんどんひらいています。特にパチンコはその傾向が強く、平日のアウトを安定させることが重要ではないでしょうか。そこで今回は平日のアウトが安定している機種の傾向をお伝えさせていただきます。

平日のアウトが安定しているパチンコ機は「遊びやすい」「コンテンツが強め」などの特徴があります。遊びやすい機種としては甘デジ全般、コンテンツが強めの機種は「ゴジラ」「ベルサイユのばら」「閃乱カグラ」「リング」「モンキーターン」、メーカーは「ニューギン」や「高尾」がオススメ。機種選択の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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ケーエス販売渡辺氏今月のオススメ中古機

 

コンテンツ力もある甘デジ
平日アウトの安定にうってつけ

一つ目のオススメ機種はニューギンの「PAぶいぶい!ゴジラ N-K1」です。オーソドックスな甘デジSTタイプで、コンテンツ力もあるニューギン製品。平日稼働の安定にはうってつけの機種といえるでしょう。価格も20万円前後と購入しやすい点もグッドです。

大当り確率（確変中）	1/99.9（1/9.9）
賞球数	3 & 1 & 2 & 4 & 10
ラウンド & カウント	4 or 10R & 8カウント
ST突入率	100%（8回転まで）
時短	大当り後50回（ST8回転含む）
出玉	約320 〜 800個

 

高純増で短時間勝負向きのAT機
コスパ高めで買い時

純増約8.7枚の高純増AT機。コンテンツ力も高く、リセット恩恵もあるので一定の需要は見込めそう。6月末時点の中古価格は約4万円前後と、安価な本機は旧規則機の撤去を推し進める上で、選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

 

天下無双チャレンジ+直撃AT確率	約1/511（設定1）〜約1/237（設定6）
タイプ	AT
50枚ベース	約51.3回転（設定1）
天井	通常時最大991GでCZ or AT確定
AT純増	1Gあたり純増約8.7枚
出玉率	98.3%〜112.9%