[連載:Twitterでは言えない話]マルハン新発田店のアイドルマネージャー「みっちゃん」

2021.07.13 / 連載

第34回 ツイッター上にいるプチ有名人たちに聞く

Twitterでは言えない話

雑誌や動画などの媒体に所属していないただのアルバイトスタッフに、数千人のフォロワーがつく時代になってきた。ツイッター上でわざわざ本人が語らなそうなことを、第三者であるPiDEAが根掘り葉ほりする。

マルハン新発田店のアイドルマネージャー「みっちゃん」

 

今回の言えない話

地域に貢献! マルハン1位のアカウントは
「好きなことを続けること」から生まれた!

 

PiDEA編集部(以下略編) : 今回はマルハン新発田店のみっちゃんさんに話を伺っていこうと思います。ひたすら「お家居酒屋」と「筋トレ」の記録を公開し続けているストイックなアカウントですが、なんとフォロワー数が1.2万人! ものすごいですね。

みっちゃん(以下略み):よろしくお願いします。すごいだなんて恐縮です。皆様のおかげです。

編:どういった経緯でTwitterをやっていこうとなったんですか?

:もともと新潟マルハンの松島店というところにおりまして、そこに、作ったはいいけれど放置されていたアカウントがあったんですよ。

当時私が「朱鷺ゆかり」という、新潟を盛り上げる擬人化キャラのTwitter開設に携わっていまして、でもいきなり擬人化をやるのはハードルが高いだろうと思って、その放置されているアカウントを使って、自分でもやってみよう、ということで始めました。

 

 

編:Twitterの自己紹介欄には「アイドルマネージャー」とありますが……?

:いや〜(笑)。業界ではアイドル店員ってたくさんいらっしゃるじゃないですか。それをもじってプロフィールで名乗ってはみたんですが。アイドルらしい活動は、していないです(笑)。

編:でも、リプライでは好評ですよね。

:女性店員に比べたら少ないとは思うんですけど、フォロワーがまだあまりいない初期の頃から、リプライをくれたり、店舗に来てくれたりしてくれる方がいて、ありがたいです。この間とか、スーパーで知らないお母さんに声かけてもらったりとかしました。

編:ホールの中ならともかく、スーパーでですか!? それはもう、ほぼアイドルといっていいのでは?

:(笑)。アイドルなんですかね。実際、声かけてもらった時は嬉しいんですけど、実際恥ずかしさもあり、……なんとも言えないです。でも、嬉しさが勝ってます(笑)。

編:印象に残ったエピソードなどありますか?

:何カ月か前にカウンターの賞品を紹介したことがありまして、話したことのない方だったんですけど、それを「Twitter見てるよ。3つ交換したわ」とお声かけいただいたことがありました。もちろんそういう風に営業につなげていくというのはもともとやりたかったことなんですけど、ただやっていたSNSが前に進んだ瞬間というか、それが感じられて嬉しかったですね。

編:1.2万人とつながっているともなると、幅がさらに広がっていきますよね。

:Twitterを通じて、地域の業者さまと関係性ができて、実際に賞品をカウンターに並べさせていただいたこともあります。

例えば、新潟県阿賀野市にある佐藤食肉さんとコラボして「佐藤食肉フェア」を開催しました。ブランド物の上質なお肉を賞品として入れさせてもらって……。あとはこれはまだ決まってはいないんですけど、コロナで困っている旅館の方からダイレクトメッセージをいただいて、そこのご主人が作っている新潟の魚を使ったお土産品をお店に置けないかという計画が進行中です。「地産地消」であったり、コロナをみんなで乗り切ろう、という意味で地域に貢献しつつ、ホールのお客さまにも、こう言ったら変かもしれないですけど、「デパ地下に行く」みたいな価値を感じていただければと思っています。

編:すごいですね。DMでそういう話が来たりするんですね……!

:1万人を超えたあたりから、「これを紹介してください!」という話がちょこちょこ来るようになりました。本当に皆さまのおかげです。

 

 

編:まだ認知度を上げていく段階、というアカウントも業界には多いと思うのですが、営業に活用していけるラインというと1万人、ということになるんですね。「1万人」というのは目指していた数でもあったんですか?

:そうです。社内にすでに先達がいましたので、勉強させてもらいつつ、社内1位になりたいというのは頭にありました。

編:現在、マルハン社内1位のフォロワー数を持つアカウントということで、今度は追われる立場ですが、これからTwitterを始めようとするおじさんやお兄さん達にアドバイスをするとしたら、何かありますか?

:折れないことですね! いいね、リプライ、フォローバックと毎日同じことの繰り返しなんですけど、折れずにやり続けていればなんとかなります。最初の頃は2いいねとかなんですけど、その時期さえ乗り越えれば、各種インプレッションは必ず増えていくので、ぜひ、始めてください、Twitterを。

編:自分が折れそうになったことって……?

:私の最初のツイート、イスを使った渾身のギャグだったんですけど、全然伸びなくて……(笑)。

編:椅子のツイートは拝見しました(笑)。

:あのイスのギャグ動画だと、続けていくことはできなかったと思います。身をもって分かったんですけれど、やっぱり好きなこと、自分で続けられることをやっていかないとダメですね。僕には「お酒が好き」「筋トレが好き」というのがあったので、それに絞ったことで、伸びない時期を乗り越えられました(笑)。

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