コロナ禍の2020年をデータで総括 DK-SIS白書2021年版が刊行/ダイコク電機

2021.07.08 / その他情報

7月8日、ダイコク電機はDK-SIS白書2021年度版(2020年データ)の刊行を発表する記者会見を行った。

会見内ではDK-SIS室室長の片瀬宏之氏によって、DK-SIS白書2021年度版の注目ポイントが紹介されるとともに、データをもとにした2020年のパチンコ業界の実態が分析された。

 

同白書によると、パチンコ・パチスロどちらも2020年度は売上・粗利規模ともに前年度比-27%の下落となるも、「新台効果の上昇」「データを分析すると「パチンコに力を入れていく企業であれば2021年には業績が上がっていく」という前向きな未来も示された。

一方で片瀬氏は、パチンコの稼働貢献週が前年比で+1.9週と伸びながらも、時間あたり粗利も50円上昇しているという現状を踏まえ、記者からの質問に答えて「新台効果が強まっているということを背景に、高粗利営業が継続しています。この運用状態が続けば、4円パチンコの業績上昇傾向はほぼ頭打ちになります。なので、良い機種を長く使っていく提案を続けていきたい」と現状に懸念を示した。

 

会見の冒頭では代表取締役社長の大上誠一郎氏が挨拶を行い、「昨年はコロナウイルスによって業界全体が大きなダメージを受けました。しかし、そんな中でも解釈変更による遊タイムつき遊技機や、好業績の新規則機も登場し、業界はいい方向に向かっているようにも思います。コロナ禍の中でも、遊技客が安心して遊技でき、スタッフも安心して働けるような製品や各種データを、時代に合わせて提供することで、これからもホールを支援していきます。これで白書は18冊目となりました。変化が激しい業界だからこそ過去のデータを参考にすることが大切だと思います。ぜひご活用いただければ幸いです」と述べた。

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