大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「秘宝伝Rev.」

2018.05.06 / 連載

LINE@限定コンテンツとして配信していた、大手法人で機械選定を行うSH@CK氏の「新台ワンポイント講座」がご好評につきWEB連載へ移行!

【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「秘宝伝 Rev.」

今週は5月21日導入開始予定「秘宝伝 Rev.」(サボハニ)

未だ市場にシリーズ機を残す“秘宝伝”の最新作がリリース開始!更には、“大都”の新セカンドブランド「サボハニ」からの初リリース機とあって期待が高まる!!
スペック評価は上々でありながらも市場ではイマイチ大衆受けされなかった時代から、「吉宗」を皮切りに「番長」「秘宝伝」など演出評価と共に一流メーカーへとノシ上がった大都技研の真髄を、5.9号機という規制の中で発揮しようと意気込みを感じる機種だ!

本機の基本的なスペックはA+ARTタイプとなるのだが、ボーナスの目押しは必要無く「IS」のように入賞出目後に自動遊技にてボーナス図柄が揃う仕様となっている!ボーナスは自動停止図柄によって役割が異なり、『赤7揃い:約150枚・ピラミッド揃い:約70枚』となっているが“赤7揃い”でも揃うラインによってART抽選の有無が変化するなど有利区間の状態により大きく異なる。“ピラミッド揃い”は獲得枚数こそ少なめだが、ARTへの抽選が格段に優遇されていてトリガー役となっている!

そして、ART「秘宝Quest」(純増1.4枚/G)は“ゲーム数・セット数の概念一切無し”、“ライフが尽きるまで継続”する新感覚ARTとなっている!スゴロク状のダンジョンMAPを様々な条件で付与される“アイテム”を駆使してクリアするものとなり、クリア時にはMAP進行時に獲得した「秘宝石」を所謂“ガチャ券”として使用して“アイテム”を獲得して次MAPへ進む。
勿論「秘宝Quest」へは“秘宝伝シリーズ”お馴染みの「高確率」経由がメインのフローとなる!

本機「秘宝伝Rev.」の訴求ポイントは「コンテンツ」となる!パチスロの中でもオリジナルタイトルとしては希少なメイン機種であり、『秘宝伝最新作』が一番の訴求ポイントとなるだろう!スペックにおいては訴求するとしても複雑感が増す可能性があり、メーカー発の“ゲーム数・セット数の概念一切無し”『スロット✕ゲーム』程度が丁度良い。
地域によっては『ゲーム』の要素である“ガチャ演出”などを掘り下げるのも有効となるだろう!

営業においてのポイントは、5.9号機では久々のメインタイトルART機となり、既存メインタイトルへの相乗効果を意識した導線・プロモーションが重要となるだろう!
作り込みの評価は良いものではあるが、5.9号機という枷と“ゲーム数管理”以外(特にライフ管理)で過去に実績を残せた機種が非常に少ない点から、初動からメイン機へ誘導する事がリスクヘッジにも繋がる事だろう!

先行導入が開始されている「パチスロFAIRY TAIL」もGW中という事もあり、非常に良い初動となっている!5.9号機とはいえ新台としての効果は十分に発揮されており、メインタイトルならば稼働支持率200%超えも珍しく無く、5.9号機で一番懸念されていたART(有利区間制限搭載)機ほど貢献度が高い状況となっている!
限定台数であるが同時期にシリーズ機の“遊パチ”リリースもあるため、本機においてはタイトル推しでの新台集客に期待したい!

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