新理事長に星山聖達氏 「県遊協としてのまとまり」を強調/千葉県遊協総会

2021.06.17 / 組合・行政

6月8日、千葉県遊協は第55回通常総会を千葉市の「京成ホテルミラマーレ」で理事および組合長に出席者を限定して行った。議事では役員改選が行われ新理事長に星山聖達氏を選任した。

星山新理事長は就任のあいさつで「我々遊技業界を取り巻く環境は、店舗数の減少傾向が止まらない中、コロナ禍における経営面に対するダメージ、旧規則機から新規則機への移行対応、ギャンブル等依存症に対する取り組みなど、多くの課題に直面し、大変厳しい状況が続いています。このような中においては、千葉県遊協として今一度しっかりまとまりをもって、これらの課題に取り組んでいくことが何よりも大切なことと考えておりますので、組合員の皆さまには、組合運営に対するさらなるご理解とご協力をお願いいたします」と述べた。

3期6年にわたり理事長を務めてこの度退任した田中幸也前理事長は、総会冒頭のあいさつで「5月7日に改正21世紀会決議が承認され、14日に全日遊連全国理事会で遵守することが決議された」ことに触れ、「間もなく新基準機の認定も始まるが、旧基準機の認定切れ、検定切れに十分注意してほしい」と呼びかけた。

また、自らが理事長に就任した6年前を振り返り、「平成27年5月末での組合員数は423店舗だったが、本年5月末現在283店舗と大幅な減少となった。その間、検定と性能が異なるおそれのある遊技機の撤去やのめり込み問題、射幸心をそそる広告宣伝、コロナ対応など数々の課題に対して組合員の皆さんにお願いをしてきた。我々の商売は、適度にお客さまが射幸心を抱く商売ではあるが、今回のコロナ問題でも自分だけよければよいという話ではなく、組合員の利益を守るため、また、社会からの不快感を拭い去るということを考えていただき、これからも新執行部と組合員が一丸となり、業界が存続発展できる対応をされることを切望している」と語った。

 

写真は新理事長の星山聖達氏

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