新宿・渋谷などで「ニセ金商品」発見! 納入を受ける際にはご注意を!

2021.02.03 / その他情報

2021年2月1日に東京商業流通協同組合は速報を発表。1月29日に合計22個の「ニセ金商品」が発見されたという内容だった。その内訳は、1gが17個、0.3gが3個、0.1gが2個であった。

これらの金商品は、通常は商品の中に埋め込まれて固定されている「金地金」が抜き取られ、刻印のない「黄銅板」がはめ込まれている。金と黄銅では市場価値に大きな差があり、もちろん金商品と同価格で取り扱うことはできない。この件については詐欺事件として新宿警察署が捜査を行っている。

これを受け東京商業流通協同組合は以下のように注意喚起を行っている。

①金商品を買い取る際は、すべて真贋検査機を通し、適切に検品を実施する。
②閉店間際でもお客さんの理解と協力を得て真贋検査機を活用する。
③金商品を真贋検査機に再三投入してもエラー表示される場合は、「ニセ金商品」や「いたずら金商品」の可能性があるため、預かり措置をとること。
(「東京商業流通協同組合 第2号 TSR速報」より)

特に、真贋検査機を使用することで利用客からの苦情が想定される場合でも、「少し時間がかかりますが、ご協力をお願いします」といった一声をかけつつ、確実に金商品の真贋検査が行われるよう求めている。

 

それを受けて東京都遊技業組合は組合員に向けて文書を送付し、問屋と金商品の取引を行う際に、現在東京でこのような「ニセ金商品」詐欺の事例が複数確認されているということに留意するよう呼びかけた。

これらの「ニセ金商品」は金地金真贋検査機によって発見が可能であり、また、地金部分に正規品には存在する刻印や凹凸がないということが分かっている。注意すべき事案ではあるが、逆に言うと関係者の注意深いチェックの姿勢があれば、被害を軽減したり未然に防ぐことができる。万一、怪しい品物を発見した場合は、110番通報だ。

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