ホール企業の忘年会、社員は中止したいのだが…

2020.11.23 / コラム

東京商工リサーチが今年の忘年会開催について約1万社に調査したところ、約9割が「開催しない」と回答した。Go Toキャンペーンでやっと消費が上向きかけていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で東京都が警戒レベルを最高に引き上げるなど、「第三波」への警戒感が急激に高まっている。危機管理能力を問われる企業の間では再び自粛ムードが高まっていることを裏付ける。

経済再生を優先したかった菅内閣だったが、21日には新型コロナ分科会からの見直し提言を受け入れる形で、Go Toキャンペーンの一時停止措置を発表した。

感染拡大地域では旅行も飲食も控える空気が蔓延してくるが、都内で2店舗を経営しているホール企業が忘年会で社内が揺れている。

忘年会を開催したいのはオーナーだが、社員は「行きたくない」「やりたくない」という声が大半だ。

では、なぜ、オーナーは世間が忘年会を自粛しているのに、開催を強行したがるのか?

「オーナーの愛人がやっている店を助けるためもあります。毎年、その店で忘年会をやっているんですが、通常料金なら20万円ほどなんですが、どういうわけか倍の40万円を支払っています。愛人のために会社の経費を使っています。クラスターが発生したら困るので今年だけは中止にしたい。でも、それをオーナーには誰も進言できなくて困っています」(当該ホール関係者)

4月15日、厚生労働省の新型コロナクラスター対策班の西浦博北海道大学教授は、「人と人との接触を8割減らさないと、日本で約42万人が新型コロナで死亡する」というショッキングな予測を発表して、マスコミは大騒ぎした。

実際の死者数は、11月21日現在1930人に止まっている。シミュレーションの42万人とは大きく乖離している。

今、感染者が増えているのは第二波の時よりも第三波と言われる現在は、その時よりもPCR検査数が増えているから、陽性反応者が増えているのは当然のことである。

バイオ企業の経営者でウイルスや菌の専門家でもある野村慶太郎氏が自身のFacebookでの発言が面白い。

以下引用する。

北海道、東京、大阪は病院が臨界点に迫りつつある。
ヤバい!と各知事が自己PRもあるのか、やたらとテレビに出まくって記者会見しまくってテンション高く騒いでいるが、緊急事態なら隣の県はベッド超ガラガラだからいざとなったら隣町に移送すりゃいいじゃねーかと思わないでもないが、まあそれはいい。

相変わらず重症者率も死亡率も超低いが、まあそれも言い飽きたからいい。

問題はそれでも世の中がパニックになれば医療崩壊は実際に起きうるという事実だ。

マスコミが煽る→症状ない人まで競ってPCR検査にワンサカ行く→当然陽性反応者は増える→みんな慌てて病院に行く→カゼ程度の症状かそれすらない軽症者で病院がパンクして重症者が増えた時に医療崩壊の危機になる。

この流れが実際に起きたのが春だったワケだが、この負の連鎖を止める為に一番大事なのは当然ながら一番最初の「マスコミが煽る」を、まずストップする事である。

日本医師会の会長さんに訴えて欲しかったのはそこだ。

「お願いですからコロナに飽きないで下さい!コロナをなめないで下さい!」ってヒステリックに涙目になってバカみたいにテレビの前で訴える前に言うべきことがあると思う。

なんでそんなに「国民はバカ」が前提なんだよ、このクソバカは。
国民はバカじゃない。誰も飽きてないし、舐めとらんわ。

困っとるんだよ。あんたらが何も大事なことをハッキリ発信せず、頼りにならんから。

「マスコミの皆さん。医療崩壊が起きますので科学的統計的に正しい客観的な報道をお願いします!お願いですから不必要に煽るのはやめてください!」

じゃねーのか、今テレビの前で叫ばにゃならんのは。

引用終わり。

再び経済を止めることで起こり得るその後の大恐慌の方が恐ろしい。






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