未来店顧客の促進を考察する

2020.07.10 / コラム

6月が終わり7月に入りました。

6月のお客様の戻り状況は、店舗の所在する市場性や遊技人口、もともとの商圏内順位などで異なっています。
お店によって低貸コーナーの戻りが早いところもあれば、4円の復調が早いところ、20スロで8~9割回復したというお店も聞いております。

どのエリアも同じ傾向としては、夜の伸びが芳しくないようですが、個人的には今後の夜の伸びに期待したいところです。
もちろん、市場によっては夜稼動がコロナ以前も伸びない地域もあるので、全ての市場においてというものではありません。

昼間の遊技人口においては、まだまだ『コロナに対する不安・在宅ワーク・子供の学校・家族からのパチンコ自粛・・・』など外的要因となることが多いので、毎日の楽しみや気晴らし、ストレス発散で来店していた方々が以前のように遊びに行くタイミングはもう少し先になるかと思います。(あくまでも現段階での仮説です)

しかし、夜のビジネスマンの方々に関しては、在宅ワークをしている方を除いて来店できる状況になってきているのではないかと思います。

先日、6月における機種毎の4円の集計データを見せてもらったのですが、1台での遊技時間が15分~60分のお客様割合が50%~60%で、機種によってばらつきはありますが短時間遊技でのお客様が多い状態です。

4円においては短時間遊技の傾向はコロナ以前も同様ですが、夜の仕事帰りにワンチャンスある機種に関しては、「夜から短時間でも楽しめるコーナー」などの訴求で、繰り返しの来店動機を高めることへ挑戦するのも良いと思います。

7月は4連休があり、8月はお盆もあるので、来店を促進する意味での入替にも挑戦していく段階かと思います。
もちろん、コロナ対策は引き続きしっかりと行いながらの施策になります。

会社の体力や市場性、新台のリリース状況もありますし、実際に4連休でどれくらいのお客様が戻るのか分からない状況での施策ですが、アクションは起こさないとアクションを実施したお店に流れてしまう可能性もあります。

漠然とした集客ではなく、自店の市場や自店において可能性のある顧客層に向けた、新台や中古の入替機種選定も必要かと思います。

自店においてはどの顧客層に向けた施策を考えるかという点については、営業時間を3つに分けて(例:10~14時・14~18時・18~22時)、『時間帯・レート別・機種別』で、どのような傾向になっているかを把握することをおすすめします。

コロナ以前の自店と、現状の自店とで傾向は把握できます。

そこから、ご来店される顧客層ごとにコロナの影響を考えると、どの層が自店において来店促進が可能かの仮説も立てられます。

今後は、すでに来店されているお客様への施策と、まだ来店されていないお客様への施策ということを考えていく段階です。

現状で動いている機種の傾向は数字を見れば分かりますが、今後の来店に関しては来店の可能性が高いお客様としての仮説も立てながら段階的に施策を錬ることになります。






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