段階的に取組む施策を考えておく

2020.06.27 / コラム

休業から営業を再開しても、なかなか思うようにお客様が戻らない状況が続いています。
もちろん、すぐに戻ることに期待はしていないと思いますが、とてももどかしい状況が続いています。

それでも戻ってくれたお客様もいて、コロナ以前は当たり前の日常や、お客様が来店することが当たり前に感じていた心に気付かされました。

旅行に行ったり、外食したり、笑顔で遊園地に行ったりと、楽しさを取り戻すためにも前に進んでいくしかないと思います。

どの商売も最低でも経費分は粗利が必要で、損益分岐点を越えるまでは積極的な投資はなかなかできないものです。

しかし、まだ戻らないお客様に戻ってもらうには、お客様の中にコロナに対する心理的な要因や外的要因(家族に止められている)などがあったとしても、お客様に戻ってもらうための施策は準備して挑戦していく必要があります。

何かを実施する時、「その施策はどこかで結果が出ているのか?」「事例はあるのか?」という思考になると何もできなくなります。

平時はどこかの事例を自店に応用して実施すればいいこともありますが、現状はお店の市場におけるポジション、地域性、会社の力、支持されていたお客様の層などが、お店によって異なるので、それぞれのお店にとって段階的に取組む施策は異なります。

そして、挑戦したとしても以前のような成果が出ないこともありますが、挑戦しなければ何も見えてきません。

いろんな情報は取りつつも、自店にとって段階的に何が必要かを考えて取組むことが現状としてはとても大事ことになります。

お客様の戻る段階によって取組む施策を考える時、稼動数や顧客数を把握するのは当然として、『どのレートに・どの機種に・どの顧客層が・どれくらいの頻度で・どれくらいの時間・どれくらいの粗利が』というものを、コロナ以前の各機種と比較して、数字で個別の回復傾向を把握することをおすすめします。

来店されるお客様のタイプによって、段階的に取組む施策が異なるというのは、例えば、4円の海の戻りが遅い場合、以前から打っていた顧客層が団塊世代の方々から上の年齢層であれば、チラシは既にやっていなかったが、今回は折込チラシをやってみるというのも一つの挑戦になります。

スマホで情報を受け取っていない層の人たちがいるとすれば、そのお客様向けの施策を考える必要があります。

実施しても、もしかしたら心理的に来店する気持ちになっていない段階だったとしたら効果はでませんが、それでも自店のタイミングで挑戦していく必要があります。

資金の状況にもよりますが、遊タイム付きの機種が今後導入されていきますが、一つの来店動機になります。

資金との相談と、仕掛けるタイミングにもよりますが、興味を持っていただけるネタに関しては最大限活かしていくことも検討する材料にはなります。

今後、お店の中で戻りの状況をレートや機種毎に把握していくと、何を段階的に実施していくべきかのヒントになります。

現状も大変という状況は変わりませんが、7月は4連休があり、8月はお盆期間もあります。
少しずつでも、また来店していただけるよう、来店意欲が高まるタイミングにお客様に楽しんでもらう準備も今から検討していくことが大切です。









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