営業自粛から再開までに起こり得るリスク

2020.05.23 / コラム

採用支援㊙️ブログより 

緊急事態宣言の発令により、営業自粛を行う企業が増加しています。

今回は、今後の採用活動において、どのような問題が出てくるのか?ということについてお話したいと思います。

自粛する多くの企業は、今は従業員の給与補償問題で、雇用調整助成金の申請に着手し、バタバタしている時期でもありますが、営業再開時のことまで考える余裕がないといった状況下にあります。

しかしながら、これから起こり得る問題として、休業になった従業員が不安になり、より安定した企業への転職活動に転じる従業員が一定数は発生することが想定されます(友人や知人から、うちの会社は◯◯で対応が早い、◯◯で対応が遅い、などの様々な情報が回り始めることで不安になりやすく、他の会社が良く見えてしまう)。

そのため、給与の補償を行えば雇用を維持できると安易に考えるのは少々危険です。

現在の採用情勢を見てみると、募集企業は減少しているにも関わらず、求職者の動向が活発になっており、すでに転職活動やWワークを探す求職者が増加しはじめています。

この流れで想定されるのは、営業自粛が終わって、営業を再開する時に、従業員が残っておらず、人材不足が原因で営業再開ができないケースが考えられます。

この先は、感染者数よりも、失業者数の方が増える可能性も考えられます。

以上から、臨時休業になったことを理由に、採用活動もストップさせるという判断が、この先の営業再開時のリスクになりかねないことから、慎重に判断する必要があります。(求人掲載は止めずに上がった応募をGW明けに面接仮設定をする企業様が急増)

早くも、休業中に従業員からの退職希望が増えて、再開時の人手不足が目に見えている企業もありますので、休業中の従業員に対しては、できる限り不安を解消してもらうような対策が企業に求められます。







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