緊急事態宣言から1週間、営業再開を決めたホール現る

2020.04.15 / 新型コロナ

4月7日に政府から出された「緊急事態宣言」を受けて、東京、千葉、埼玉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県のパチンコホールには「休業要請」が出されて、多くのパチンコホールが休業に入った。しかし、国からのサポートは受けにくく、都府県からの休業補償も焼け石に水と感じている一部ホールは営業を続行。本サイトで調査した上野界隈でも休業ホールと営業続行ホールに分かれたのは既報の通りだ。

緊急事態宣言後初の週末、上野の人通りは?

なかなか足並みが揃わず、世間の風当たりも日に日に強くなっているが、休業していたホールの中から一部、営業再開に踏み切るホールも現れた。

上野ではオリエンタルパサージュインペリアル、オリエンタルパサージュⅣの2店舗が本日より21時閉店の時短営業で再開。

オープン前から見てきたが、宣伝告知自粛の影響か、両店ともに入場を待つお客はほぼいない状況。オープン時には10人前後の客が入店してきたが、はたしてどれくらいの売り上げが見込めるのか。稼働が今後あがるのであれば批判覚悟でオープンした価値もあると思うが、自粛の中で稼働もあがらずでは、再度営業を開始した意味もないだろう。

一方、緊急事態宣言以降も時短営業を続けてきたサイバースパークは朝一にもわずかな並びができていた(人と人の間隔を空けるように抽選の列ができていた)。再営業を始めたオリエンタルパサージュよりも稼働は良かったが、それでも通常時にくらべれば、こちらも非常に厳しい状況だ。

パチンコホールに並んでいるだけでツイッターで晒されて批判を集めるご時世。営業を続けている、もしくは再開したホールもどれだけリスキーなのかはわかっていると思うが、それでも家賃や人件費などを考えると営業を続けていかなくてはならない。従業員の安全面や店内での感染リスクも考慮すれば苦渋の決断であるのは間違いないだろう。

政府や各都府県の休業補償や融資など、パチンコホールが安心して臨時休業できる仕組みは果たしてできるのか。今後の行政や組合の動向も注視していきたい。

新型コロナウイルス, 緊急事態宣言, 休業要請