[速報]初鹿議員の質問主意書に対する答弁書を入手

2016.02.05 / ホール

1月19日、維新の党の初鹿明博(はつしか・あきひろ)衆議院議員が「不正パチンコ台の撤去に関する質問主意書」(質問第64号)を今国会に提出した。

この質問主意書は、昨年末の毎日新聞や朝日新聞の報道を踏まえ、
①「いつまでにどのような方法で撤去を行うのか」
②「メーカーの出荷時で、検定を通過したものとは異なるパチンコ台があったと報じられているが、それは事実か」
③「それが事実であれば、不正を行った業者に対して制裁措置は課さないのか」
④「このような不正行為を根絶していくためにどのような手段を取っていくのか」
の4点について質問している(質問全文は衆議院HPを参照)。

1月25日には質問主意書が内閣に転送され、同29日、内閣総理大臣安倍晋三の名前で答弁書「衆議院議員初鹿明博君提出不正パチンコ台の撤去に関する質問に対する答弁書」(答弁第64号)が受領されている。その答弁書を入手した。

答弁書には以下のように記されていた。
「警察庁から日本遊技機工業組合に対し調査を依頼したところ、同組合から(中略)検定を受けた型式に属する遊技機として出荷した遊技機の中に、出荷する時点において既に当該遊技機が属するとされた型式の遊技機と性能の一部が異なる遊技機が含まれている可能性があることから、そのような遊技機について、今後、回収を進めていくとの報告を受けた」

さらに、パチンコホール5団体に対して「当該回収に最大限協力するとともに、可及的速やかに当該回収の対象となる遊技機を営業所から撤去するよう要請した」ことなどが記されている。

この答弁書について初鹿議員事務所では「内容を精査し、さらに質問を掘り下げるか検討したい」と話している。ちなみに、初鹿議員は維新の党IR議連の中核メンバーのひとりで依存症問題にも造詣が深い。また、一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会のPCSAの政治分野のアドバイザーも務めている。

※写真5は初鹿明博議員の写真(公式HPから引用)

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