今国会でIR推進法案成立の方針/カジノ議連

2016.10.02 / カジノ

9月29日、通信社のロイターはカジノ合法化を目指す超党派の議員連盟(国際観光産業振興議員連盟、いわゆるカジノ議連)が同日に役員会を開催し、今臨時国会でカジノを中心とした統合型リゾートを推進する法案(IR推進法案、いわゆるカジノ法案)を成立させる方針を確認したと報じている。

さらに報道によると、同議連の細田博之会長(自民党)は、「いよいよチャンス到来と思い(関係者と)協力し合いながら成立させたい」と述べ、今臨時国会は内閣委員会に提出される法案の本数が少なくスケジュールに余裕があるのもメリットとの見方を示したとしている。

同法案にはギャンブル依存症の問題などを理由に連立与党の公明党をはじめとして反対派も根強いが、また細田会長は「まず政府が検討しましょうというところまで道を開かないと、永久に道は開けない」と指摘。まずIR推進法案を成立させ、その後に実施法案の成立を目指す中でギャンブル依存症対策などの詳細を議論する必要性を訴えたとロイターは報じており、また10月2日付の日本経済新聞は推進派内では自民党の二階俊博氏が幹事長に就いたことで慎重論が強い公明党との調整が進むのではとの期待感が高まっていると報じている。

同議連では10月12日に、誘致のための準備を行う自治体の代表や経済界などからも関係者を招き総会を開催する予定。

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