[新連載!]転職のタメになる話/パック・エックス

2016.03.28 / 連載

[新連載]
パック・エックスキャリアアドバイザーが語る「転職のタメになる話」
第1回 「転職に際して家族の賛同を得るには?」

こんにちは。パック・エックス、キャリアアドバイザーの耳塚と申します。本日から毎週火曜日に転職で成功した人の話や、トラブルに巻き込まれた話などをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

転職支援で希望条件をお聞きする時に、年収や職位や勤務地と同じくらい大事なことがあります。それは「家庭環境」です。希望に合った条件で内定が出たのに、最終的に奥様から了承を得られずにやむを得ず辞退……、というケースもしばしば見受けられますし、最も相談件数が多いです。家族のサポートあっての仕事なので、家族が納得して転職をすることがベストです。

本人が会社や経営者のビジョンに共感していても、それを奥様にも理解してもらうのはなかなか難しいものです。一般的に、転職をすると一時的に給与も下がることを踏まえるとさらに話は難しくなります。今回はそうした家族に同意を得られなかったために起きた転職のプチトラブルをご紹介します。

30代後半で店長とほぼ変わりない仕事をしていたサトウさん(仮名)の事例です。サトウさんは結婚をしていて、子どもが一人。そして奥様のお腹には2人目の赤ちゃんがいました。そんな時期に勤めている会社がまさかの事業縮小。サトウさんは将来を案じて転職活動を行うことにしました。将来の安定を求めて大手法人を中心に転職活動を行い、結果的にA社とB社の2社から内定をもらいました。A社は10店舗程ドミナント展開しており、遠方への転勤はなし。給与もほぼ現状維持という破格の条件でした。一方、B社は20店舗を超える地域有数の大手企業ですが、幅広いエリアに展開しており、引っ越しを伴うことと少し年収が低くなることが懸念点です。

こういった二者択一の場合、多くの方がA社を選択しますが、サトウさんが選択したのはB社でした。その理由は「経営者が直接面接をしてくれてビジョンを共感でき、自分を必要としてくれる想いをA社より強く感じられた」からだそうです。

ところが、本人の熱意とは裏腹に、奥様はB社に行くことに反対しました。身重であったため、生活環境が変わることに大きな不安があったようです。何度話し合っても折り合いがつきません。本人も諦めがつかないので、家族含めた面談の実施をB社へ相談。結果、奥様同伴で再び面談を行うことになりました。奥様が不安に感じていることや、転勤先での生活面における説明など丁寧にした結果、最終的には奥様の同意を得て、晴れてサトウさんはB社への入社が決定したのです。

ご結婚されている方は特に、自分の意思だけで転職するわけにはいきません。家族のサポートが不可欠で、転職後のことを考えても納得してもらうことは重要です。転職をする想いと覚悟を理解してもらう。そのための努力をどこまで惜しまずに出来るかが重要になってきます。とことん話し合うことは必要ですが、時には企業にも協力していただくように働きかけることもあります。周囲のサポートを得ることで本人も家族も満足のいく転職となるケースは少なくありません。そうした企業は必ずありますので、根気強く探すことをオススメいたします。

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(企業プロフィール)
株式会社パック・エックスhttp://www.pac-ex.com/

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