青山真将樹「年末商戦のカギは北斗６」

【週刊】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版

第22回：機械選定者を唸らせる「北斗６」

オス、読者諸君、しっかりと勉強してるか‼　今週も「データダイナマイトweb出張版」の講義をはじめるぞ‼　ウダウダ言っているヤツは、キングコングニードロップでノックアウトしてやるからな‼　分かったか‼

■「北斗6」展示会後の評価は上々！

先週は年末商戦の注目機種、「CR北斗の拳６拳王」の展示会だったな。９月17日～9月２0日（土）の期間、ホール機械選定者にアンケートで聞いた「CR北斗の拳6」の導入ポテンシャルは以下となった。

CR北斗の拳6拳王　導入に関するアンケート

導入予定　94.3％　/　迷っている　2.9%　/　導入しない　2.9%

導入予定台数　　　17.9台

需要ポテンシャル試算値　13.7万台

実施期間：2014年9月17日～21日／回答数：105

アンケート回答者の多くは「CR北斗の拳6拳王」の試打経験者又は実機確認者だ。「CR北斗の拳6拳王」については、お盆前（8月6日～11日）、お盆明け（8月22日～29日）にも事前期待値のアンケートを実施したのだが、以下のとおり１カ月でかなり変化した。

【お盆前アンケート】　　13.5万台

　↓

【お盆明けアンケート】　11.5万台

　↓

【展示会後アンケート】　13.7万台

お盆明け頃に「演出が変わっただけらしい……」という前評判が流れ、一旦、ホールも「ちょっと抑えめ（それでも11.5万台）」の導入スタンスになりかけたが。展示会で実機確認した後2万台程度ポテンシャルアップ。「噂の影響で一旦、不安になったものの実機をみると期待以上のデキの良さを感じた」と言える。最近では「牙狼金色」が典型的な例だが、ホール機械選定者が実機をみて「予想していたよりもデキが良いぞ」と判断し、導入台数を増やす機械は商戦のキーマシーンになる確率が高い。まぁ、ほとんどの機械で「実機をみたら台数を減らす」ケースが多いので、ホールも盛り上げに熱心になるのは当たり前だな。（ということは、ホールの期待を超える機械が沢山出たら、ホールも熱心に営業するので市場はもっと盛り上がるかもな。おい開発者、売りたいがためにホールに媚びた機械を企画すんじゃねぇぞ、分かったか‼）。ちなみに、店舗規模別の台数は以下のとおりだ。

　　　－店舗規模―　　　　－導入台数平均―　　　－回答数―

4円パチンコ300台以上店　　　　28.7台　　　　　　27

4円パチンコ200－299台店　　　18.5台　　　　　　36

4円パチンコ100－199台店　　　10.6台　　　　　　27

4円パチンコ100台未満店　　　　6.4台　　　　　　9

さぁ、1台40万以上する機械を適当な勘と噂話で選んでる野郎ども‼　「牙狼金色」に続いて、「北斗６」の導入もかなり熱い商戦になりそうだぞ‼　今後、「慶次」「ヱヴァ」と大型タイトルのMAXタイプが続くから、頭から煙が出るくらいMAXタイプ部門の戦略を考えやがれ‼　ぶっこ抜き過ぎて客数減らすなよ‼　え？その他年末機種の評価はどうみれば良いのかって？　知りたけりゃ、10月の機械評価勉強会に参加しやがれ‼　申し込みに乗り遅れんなよ‼　それじゃ、今週はこれまで。またな。

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グローバルアミューズメント（株）　代表取締役　青山真将樹

元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。