青山真将樹「勝利の方程式は強い３本柱」

【週刊】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版

第23回：年末年始に向けたパチ＆スロの傾向と対策

オス、読者諸君、毎日勉強してるか‼　今週も「データダイナマイトweb出張版」の講義をはじめるぞ‼　9月は厳しいって声が多いけど、10月はもっと厳しいからな、甘えたことを抜かしているヤツは、ルチャ仕込みのトペ・コン・ヒーローをぶちかましてやる‼　分かったか‼

■10月は今年一番厳しい月だが弱気になるな‼

どうだ、業績アップに向けて頑張ってるか？　何ッ！？　「9月に入ってから厳しい。このままじゃ、10月が心配」だと、ドアホ、今年は10月が一番厳しいってことは、お盆前から分かっていたことだ。11月に入れば「大海3」、「北斗拳王」など、大型機種が相次いで登場するから、10月をどのように凌ぐかが年末年始をいい感じで迎えるためのポイントになってくる。また、パチスロはしばらく大型機が登場しない状況だから「どの機械で頑張るか」が特に重要になってくるな。ちなみに、先週、ホール機械選定者111人に聞いた「11月以降も自店に貢献すると思うパチスロ機　ランキング」は以下のとおりだ。

【11月以降も自店に貢献すると思うパチスロ機　ランキング】          

1位：ニューアイムジャグラーEX     91.3%　※数字は支持率

2位：ジャグラーガールズ　86.7％

3位：押忍‼サラリーマン番長　85.7％

4位:アナザーゴッドハーデス　82.7％

5位：ハッピージャグラー　81.8％

実施期間：2014年9月17日～23日

回答数：111

パチスロ部門は、年末年始に向けた取り組みを考えると、「ジャグラー」「サラリーマン番長」「ゴッド」の3本柱体制を確立することがポイントになりそうだ。市場全体では厳しさ感が増しているパチスロ部門だが、〝強い3本柱〟をつくることができた店は、結構ゆとりのある商売をできるんじゃないかとオレは分析している。一方で「サラリーマン番長」の稼働格差がかなり生じてきた。「番長」を柱として育てたい店は10月中旬までが勝負だ‼　今週、来週の2週間で〝あきらめる店〟が沢山でてくるから、地力の差をみせたいお店はしっかりと盛り上げて稼働をキープするんだぞ。ここが最大のポイントだ、分かったか‼

■年末年始に向けてはMAXタイプ部門の強化が最重要課題‼

以下も同アンケートで聞いた、「今後増やしたい部門ランキング」だ。

【今後、設置台数を増やしたい部門　ランキング】

1位：4円パチンコMAXタイプ部門     39.6%　※数字は「増やす」と答えた回答率

2位：20円パチスロAタイプ　19.8％

3位：4円パチンコ甘デジ　13.5%

4位:20円パチスロATタイプ　12.6%

5位：20円パチスロ　A+ARTタイプ　10.8%

実施期間：2014年9月17日～23日

回答数：111

市場の約4割の店が「4円MAXタイプを増やす」という回答で、年末・年始に向けて市場全体のMAX比率が相当高くなりそうだ。年末年始機の最重要課題は、「MAX部門で看板機種をつくれるか」で決まりだな。「牙狼金色」「北斗」に加えて、「慶次」「エヴァ」も含めて自店客層に合致した形で定番機育成に励むと、きっといい結果がでると思う。それじゃ、今週はこれまで。またな。

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グローバルアミューズメント（株）　代表取締役　青山真将樹

元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。