長野県ニチエイ民事再生/負債46億円

2015.10.31 / ホール

10月29日、帝国データバンクによると、「ニチエイ」「ハッピー」などを展開している株式会社日栄(松本市野溝木工2-7-50、代表昌川眞士氏)が長野地裁松本支部へ民事再生法適用を申請したことが分かった。負債総額は46億円。

同社は、1977年設立で長野県、山梨県を中心にパチンコホール15店舗を展開。帝国データバンクによると「1990年代から2000年代にかけて積極的に新規出店を行って業容を拡大し、ピーク時の2007年10月期には年収入高約316億1100万円を計上」していた。

消息筋は次のように言う。

「ユーザーが減っている中で、事業拡大をしすぎたのが原因ではないでしょうか。直近でもいくつかのホール売却をすすめていましたが、処分しきれなかったホールの負債が大きすぎたのでしょう。300台規模のホールが多かったようですが、700台規模のホールでも集客に苦しんでいたようでシマを閉鎖して400台くらいにしていたようです。大手ホールが資金援助する可能性はあるかもしれませんが、このまま清算するのではないでしょうか」

帝国データバンクによると、11月4日午後3時より「松本めいてつショーホール」(松本市鎌田)において債権者説明会を開催する予定だという。申請代理人は山下瑞木弁護士(東京都千代田区飯田橋4-7-11、山崎・秋山・山下法律事務所、電話03-3230-1056)。監督委員には石曽根清晃弁護士(松本市大手4-6-6、石曽根清晃法律事務所、電話0263-33-1429)が選任されている。

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