群馬県のパチンコ企業倒産/コロナ関連で2法人目

2020.05.03 / 新型コロナ

5月2日、帝国データバンクは群馬県内でパチンコ店を経営する「有楽商事」(沼田市下久屋町)が、4月30日付で破産手続き開始決定を受けたと発表した。

同社は1964年に創業。群馬県内で「有楽DELZACC」「有楽JARAZACC」、「有楽TAMAZACC」を運営していた。少子高齢化や競争激化で業績が悪化していたが、新型コロナウイルスの影響で出された4月7日の7都府県への緊急事態宣言、それにともなう外出自粛もあり、経営環境がさらに悪化したことが要因とみられる。

店舗は4月14日より臨時休業していたが、事業継続を断念し今回の措置となった。帝国データバンクによると負債は2018年12月期末時点で約31億4800万円(うち金融債務は約29億円)だが、今後変動する可能性もあるとのことだ。新型コロナウイルスによる倒産は、4月15日に東京地裁に自己破産を申請、決定を受けた(株)赤玉(愛知県名古屋市、負債約37億円)に続き、2例目となった。

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