遊技人口は前年比80万人減少/レジャー白書2016

2016.07.15 / ホール

7月14日、日本生産性本部は「レジャー白書2016」の発表会見を、東京都・日本薬学会長井記念会館で開催した。

発表によると、2015年のパチンコ遊技人口は1070万人で、前年度から80万人減少。市場規模も23兆2290億円と、前年度から1兆2750億円の減少となった。一方で、年間平均費用は9万9800円と、前年度から1万4600円増加した。

会見では桜美林大学の山口有次専任教授が登壇し、各データを解説した。中でも山口氏は、余暇市場の規模は前年比で1.0%減少したものの、パチンコ・パチスロを除いた場合は1.2%上昇している点を指摘。「パチンコ業界の減少が、市場規模全体を大きく押し下げている。この結果は、パチンコ業界の規模の大きさを示している一方で、業界が深刻な状態にあることを意味しています」と説明した。また、市場規模減少の原因について「低玉貸の営業が増えたこと、遊技人口が減少したこと、そして新規ユーザーが増えていないことが原因ではないか」と見解を示した。

写真1は娯楽部門の参加人口データ
写真2は娯楽部門の参加・消費の実態データ
写真3は娯楽部門の市場推移データ
写真4は娯楽部門の市場推移データ
写真5はデータを解説する山口有次専任教授

レジャー白書2016, 日本生産性本部