警察庁「伊勢志摩サミットの成功へ向けて」宣言文を公開

2016.03.11 / ホール

3月10日、警察庁は同庁ホームページで「伊勢志摩サミットの成功へ向けて」と題した特設ページを公開、また同名の宣言文も公開した。

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公開された文章には、伊勢志摩サミットの概要や各国でのテロ事例の紹介、また警察庁としてのテロやサイバー攻撃への対策が記されている。序文には「伊勢志摩サミットや関係閣僚会合の開催地だけではなく、東京や大阪を始め全国各地において、重要施設や公共交通機関等に対するテロ等を未然防止するための対策が必要となります。警察は、伊勢志摩サミット等の成功に向け、総力を挙げて警備の万全を期すこととしています」として、サミット成功に向けて、警察行政の活動へ理解と協力を要請している。

警備体制については、平成27年6月12日、警察庁次長を長とする伊勢志摩サミット等警備対策委員会を設置。三重・愛知・広島・宮城の4県警がサミット対策課を、その他すべての都道府県警察が警備対策委員会等を、それぞれ設置して体制を確立している。

2008年7月に開催された北海道洞爺湖サミットでは、他都府県からの特別派遣部隊約2万6000人を含む約2万1000人体制で警備に当たっており、今回の伊勢志摩サミットでは、「前回に匹敵する多数の部隊を全国から派遣して、警備を行うこととしています」と万全を期す旨を発表した。

※写真は、警察庁が発表した宣言文のスクリーンショット

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