藤崎敏郎「何ともならないことを何とかするのがマネジメント」

2016.11.10 / 連載

【金曜】藤崎敏郎の人材育成セミナー
第123回「マネジメントとは何のこと!」

マネジメントの説明は、次のようになっているのが一般的です。

「主にビジネス上における資源や資産・リスクなどを管理し、経営上の効果を最適化しようとする手法のこと。マネジメントは一般に〝管理と訳されるが、経営管理論から生み出されたマネジメント理論には、〝管理という意味合いのほかにも、〝評価・分析・選択・改善・回避・統合・計画・調整・指揮・統制・組織化などさまざまな要素を含んでおり、これらを総合した概念をマネジメントだと考えた方が理解しやすい」

分かりにくいですね。そういう時は、辞書で語源を調べるといいかもしれません。「Manage」の意味は、「どうにかしてする、うまくする、愚かにもする、時間をなんとか都合する、なんとかする、なんとか作る、都合をつける、(…を)処理する、食べる、経営する」と英和辞典に書いてあります。

「(馬)を手なずける[調教する]」が原義だそうです。時に困難な状況で「なんとか対処する」ことを表しています。

マネジメントは、その名詞形なので、“どうにかしてすること”“なんとかすること”です。これだと分かりやすいです。マネジメントの定義は、 何ともならないことを何とかすることだと考えると。中小企業の経営の実態に合っています。

 もっと良い人がいたら、、
 もっと資金があったら、、
 もっといい設備があったら、、
 もっと情報があったら、、

 など、中小企業の経営で言ってもしょうがないことです。 それを何とかするのがマネジメントということです。マネジメントして、今いる、人材を育成しなければなりません。 社員研修やマンツーマンの部下指導をしなければ、企業の存続ができない時代です。

ちなみに、マーケティングとは、「何もしなくても売れる仕組みを作ること」だと、ある一流のコンサルタントが教えてくれました。このように分かりやすく説明できる人がプロですね。



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●プロフィール 藤崎敏郎(ふじさきとしろう)
・株式会社パートナーズリンク社長 ホームページ⇒http://p-link.co.jp
元セブン&アイグループの本社スタッフ。パチンコ企業にスカウト採用され、営業部長、そして、社内大学のメイン講師として活躍。その後、キャリアコンサルタ ントと社労士資格を取得して独立。社員研修と人事コンサルティングで日本各地を飛び回っている。これまでのコンサルティング企業数は延べ300社以上、研修の受講者数は15万人を超える。業界誌にも複数連載し、ナンバー1社員研修講師と評判が高い。

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