第47回神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」
毎年、2月近辺に販促品で急増するものといえば、ずばり「チョコレート」であります。遊技業界自体まだまだ男性の比率が圧倒的に多いこともあってか、やはり「バレンタインデー」というイベントは、外せないのかもしれません。
で、9日に開催された平和の『CR逆転裁判』にて配布されたおみやげも、写真1のようなチロルチョコ詰め合わせでした。…とはいえ、パッケージに「1個1個は小粒でも、大迫力の1700キロカロリーオーバー!」という言葉が書かれている通り、何だか重量感がかなりあります…。実際、写真2のように横から見ると、フタが盛り上がっているじゃないですか!
とりあえず、色々な期待を胸にフタを開けてみたのが、写真3のもの。ビスケット、コーヒーヌガー、ミルク、いちごゼリー、そしてホワイト&クッキーの5種類が、合計59個も入っていました!
うわ〜、これは男性よりも遥かに女性の方が嬉しいですよ、間違いなく。…そんなワケで早速1個、2個と食べながらこれを書いているものの…。フタの裏にも書いてある「合計1700キロカロリーうんぬん」の言葉。嬉しい反面、うっかりするとカロリーオーバーの危険もありますので、何となくセーブしてしまいます。
ちなみに、ご存知の通りこの機種は「SUPER小当りRUSH」という、大当り間を小当りの集中でつないでいくゲーム性が特徴なので、小当り=小さなチョコに掛けているようなのですが、そういえば平和って、こういうちょっとした「とんち」というか「ヒネリ」のようなことを、けっこう販促品に盛り込むことが多い気がします。
2014年末に販促品大賞を勝手に決めた際、1位になった同社の『CR女だらけの水泳大会』販促品(写真4)も、出玉が増えるシステムに掛けた「チョコ増量」がすごく面白かったですしね。今回のチロルチョコも、かなり「いい線」行きそうな気がします。
ということで、パチンコの小当りはタップリと、チロルチョコはちょっとずつ…てな感じで楽しみたいと思っています。
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神保美佳
1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。