神保美佳コラム「マニアック&オシャレな扇子で快適な夏を」

2017.06.12 / 連載

第72回神保美佳のマニアックコラム「パチンコグッズ・パラノイア」

梅雨入り目前にして、都内では日中の気温がかなり上昇する日が増えてきました。そんな日の外出時に手放せないのが、扇子やうちわといったグッズです。私の場合、自宅ではうちわを使い外出時は扇子を携帯しているのですが、販促品にもそうした時にピッタリのものが色々と登場しています。…というわけで、今回は扇子をいくつかご紹介しましょう。

写真1は、2002年にSANKYOから発売された『CRフィーバーバカ殿』の「おしゃべり扇子」。扇子を開くと「あい〜ん」という声が聞こえるようになっていた…と思うのですが、古いものなのでもう何も聞こえなくなっていました…。ちなみに扇子を置く土台も一緒に入っており、飾りとしても楽しむことができました。

バカ殿扇子はかなり凝っていたもので、通常はロゴやキャラがプリントされたものがほとんど。このパターンは他にも沢山あるので、またまとめてご紹介しようと思っていますが、せっかくなので裏表のデザインが異なるものを、ミニクイズ形式で2点ほど。

写真2は、ニューギンのロゴマーク入り扇子。一見和風なテイストも感じますが、何の機種でしょう…? 答えは写真3の通り『CR西部警察』でした。確か、2002年に幕張メッセで開催された「パチンコ・パチスロフェア」にて入手したものだと記憶していますが、この当時は扇子どころか一つの機種について目覚まし時計やバッグ、ミニタオルなど様々なグッズを作ることが珍しくなく、それだけ市場も盛り上がっていたことが思い出されます。

さて最後に、写真4のちょっとアメリカンテイストを感じさせる扇子の機種は…? 答えは、サミーのパチスロ『フィフティーズ』(写真5)です。この機種は古き良きアメリカをテーマに、1996年登場した大量獲得Aタイプ。リーチ目が扇子にプリントされているのも、時代を感じさせます。サミーでは販促にけっこう力を入れており、他にもコルクでできたコースターなどもありました。個人的に、カラフルで可愛いのでお気に入り扇子の一つになっています。

今後もっと暑くなって、これらの出番が…あるかは分かりませんが(マニアなのでなかなか普段使えない…笑)、今後も楽しくオシャレな扇子の販促品が、もっと登場してほしいですね。

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神保美佳(じんぼ・みか)

1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

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