旧八田産業が破産手続き開始決定

2014.07.01 / ホール

6月13日、帝国データバンク(TDB)の倒産速報によると、株式会社H.S.K(松波明宏代表、旧商号:八田産業株式会社)は大阪地裁より破産手続きを開始した。

TDBによると、同社は、1953年(昭和28年)9月に設立されたパチンコホール運営会社。近年は業界全体に1円パチンコなど低貸し営業が普及し、低価格で長時間遊技へシフトしたのに加え、個人消費の低迷もあり、採算面も悪化していたという。2013年5月には会社分割手続きを実施し、同社の事業収入は分割会社からの事務代行業務収入のみとなっていた。不動産の売却を進めてきたが全額返済には至らず、3月31日に大阪地裁へ自己破産を申請していた。負債額は32億4900万円に上るとみられる。

同社代表の松波氏の父、故松波哲正氏は業界発展のため遊技業組合での活動にも尽力し、全遊連(現全日遊連)の理事長職を務めた人物で、本一報にふれ、少なからぬ業界関係者が衝撃を受けたようだ。

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