完全禁煙化は無駄な電気代を抑えるチャンスだ

2020.01.27 / コラム

いよいよ迫ってきた4月1日からの完全禁煙化は、ホールによっては「喫煙者がパチンコを辞めてしまう」と危惧するが、交換率と違ってどこのホールも条件は一緒。喫煙ブースで吸えるわけだから、心配するほどの離反はないものと思われる。

それよりも完全禁煙化でのあまり気づいていないことが、“無駄の削減”につながるということだ。

トヨタは「乾いた雑巾を絞る」といわれるぐらいコスト管理が徹底している。ホールは完全禁煙化によって乾いた雑巾を絞ることができるようになったのだ。

どういうことかというと、喫煙率の高いホールの劣悪な空気環境を高性能の空気清浄機を導入して、なんとか維持しているが、それでも居室の換気は禁煙が当たり前となった一般的な商業施設に比べると、頻繁に行わなければならなかった。

換気は法的にも義務付けられている。

ビル衛生管理法では居室の二酸化炭素の濃度は、1000ppm(0.1%)以下に抑えるように空気を浄化することが、規定されている。

二酸化炭素の濃度が1000ppm(0.1%)を超えると、眠気が襲ってくると言われており、空気環境としては悪くなっている。
さらに、3~4%を超えると、頭痛・めまい・吐き気など実際に体に危険な状態となると言われている。

劣悪な空気環境のホールでは二酸化炭素の濃度を抑えるために、1時間当たり居室10~15杯分の空気を入れ替えているのが現状である。

空気の入れ替え量が多いので、せっかく冷やした冷気を無駄に外に排出している。そのため、エアコンは常にフル稼働の状態である。これがホールでの電気代を食う原因だった。

完全禁煙化によって、それまで1時間当たり居室10~15杯分の換気を行っていたものが、禁煙化後はクリーンな空気に合わせて換気量を3~5杯分まで下でることができる。無駄に冷気を逃すことが減り、エアコンもフルパワーで稼働させる必要がなくなる。

冷蔵庫に例えれば、ドアを開けっぱなしにしていれば、庫内を冷やすのに電力がかかるのと同じことをホールは行っていたことになる。

禁煙化後のクリーンな空気の換気量の最適化を自動制御する装置が未来のコトが開発した「smart air FAN」だ。



これは現在使っている換気扇の制御盤にシーケンサーを取り付けて換気量を制御するシステム。スイッチは専用のものに取り換え運転モードを選択できる。

換気量の最適化が図れたら次のステップは、エアコンの冷やすスピードを室外機のインバーターモーターを制御「smart air DEMAND」を取り付けることで、省エネ運転ができる。

換気扇と室外機のW制御で夏場の最大デマンド値をさらに下げることができるので、基本料金が安くなる。

1000台クラスのホールで換気と室外機の制御にかかる費用は約400~500万円。これに対して年間400万円~500万円の電気代の削減が可能になる(500台クラスでは設備投資200~300万円に対して、年間削減額200万円~300万円)。つまり、1年で設備投資の償却が可能になる。

まさに「換気」という乾いた雑巾を絞ることによって、まだまだホールでは無駄な電力を削減することが可能になった。

良いこと尽くめのようだが、想定されるリスクは導入後の削減効果だ。

投資償却に2年保証を用意している。導入から2年経過後、削減された電気代で投資償却ができなかった場合は、その差額を同社が支払う。

夏場のエコ運転でも冷やした空気が過剰に排出されることがないので、ホール内が暑くなることもない。

また、禁煙にしても長年壁や天井に染みついているタバコの臭いは、「smart air Fragrance」がナノ粒子のフレグランスを噴霧して消臭と香りのW効果で室内の空気環境を整える。



フレグランスオイルの中に、悪臭を効果的に打ち消す消臭中和剤 MOC(特許取得)を配合し、体臭や汗・タバコ・カビ、水まわりの臭いや薬剤・建材の臭いなど、様々な種類の悪臭に効力を発揮する。

禁煙化によって、これまでよりも機器の設置台数や噴霧回数を抑えることができる。

smart air FANの詳細、問い合わせはこちらから。









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