大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S黄門ちゃまV女神盛」

2019.04.01 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は4月22日導入開始予定「S黄門ちゃまV女神盛」(オリンピア)全国6,000台+α予定(増産の噂アリ)

シリーズが未だ市場に多く残っている中で、希少なGW前の機種となる本機。前作「V」を演出ベースとし前々作「喝」のゲームフローを踏襲した機種となっている!昨年10月より市場導入が開始された6号機ではあるが、現時点ではパチンコ新規則機同様にスペック違いのリメイク機も多い状況となる。「HEY!鏡」「スーパーリノXX」「聖闘士星矢SP」「猛獣王」に次ぎ、本機もリメイク機となり動向と運用には注意が必要だろう!

そんな本機のスペックは純増3.5枚/GのAT機となっており、インターバルとなる区間の他に一部の状態では純増が異なる仕様となっている。ベースは51G(50枚)となり、RUSHまでの契機振分は『CZ:レア役直撃:ゲーム数天井:プレミア役』=『52:31:13:4』と「喝」のようにバランスが良くなった仕様だ!
とは言え、当選契機の半分を占めるCZは「喝」同様に2つの賽銭箱にポイントを溜めるシステムだが、本機はお銀箱(左)女神箱(右)の両方ともCZ or ATの抽選となっている。さらにポイント到達も「喝」とは異なり310pt固定ではない事に合わせ、一定ポイント獲得までは到達ポイントが可視化されない仕様にもなっている為に「喝」のようなハイエナ遊技を抑止する仕様となっているのだ!ポイント到達時には同社開発機の「ロストプラネット2」のように、抽選導入時にステップアップにより当選をジャッジする仕様となっており、ステップ3:CZ以上、ステップ4:AT確定、ステップ5:家康降臨となっているのだ!賽銭箱のW到達時にはステップ3以上が選択されるのでATの期待値が大きく上がる仕様となる。
CZとなる『ガチガチレバーゾーン』は名前の通りにルーレット上をスゴロクの様にマスを進めて、小役の引きによって期待度が大きく変化するガチ抽選となっている。ATはシリーズ同様に特化ゾーンからスタートなのだが、初当り時には特化ゾーンの選択率が優遇されており、上位特化ゾーン『家康降臨』の当選率が50%となっているのだ!
そして本機はAT中もCZを経由して特化ゾーン当選目指すを仕様で、このCZが6号機特有のインターバルとなっており、この状態の純増は現状維持となっている。そして上位ATにあたる『テンプテーションゲーム』時は純増2.7枚/Gに変化するなど、AT中の状態で純増が変化するのだ!

演出ベースは前作「V」となっているがゲームフローが大きく異なることから「喝」同様にポイント獲得の演出がメインとなっている。ATに関してもCZ当選までとCZの演出がベースとなる。本機はCZも特化ゾーン抽選となる『ジャッジメント』もランクが存在し、可視化されているランクも大きな演出の一つとなるのだ!

本機「S黄門ちゃまV女神盛」の訴求ポイントは『シリーズ「喝」スペック』に尽きるだろう。本機はリメイク機を強く感じる仕様である事から新鮮さを訴求する事は困難と思われ、変化したスペックポイントなどの訴求が効果的となるだろう!現市場でも多く現存しており、旧基準機のなかでも期限が長めに残っている「喝」を合わせて訴求していく事が新台効果と合わせて相乗効果に期待出来る運用となるだろう。『ポイント&ゲーム数』によるハイエナ要素もある事は「喝」と同時展開をしていく上では訴求する事も一つとなるだろう!

今年のGW直前ではメイン機が不在となり、本機にはスロット市場の活性化に期待したい!

そして大きく話は変わるのだが新台に大きく関わる事なので本講座にて触れる必要があるだろう。先日の日電協から速報値として報告されたパチスロプレイヤー調査結果について。
知っての通りに【過去最低の満足度】【約100万人減少】など業界にとっては非常に厳しい現実を突きつけられた結果となった。では2018年にスロット市場で何が発生したのか、を認識する事が同じ事態を避ける事に繋がるだろう。
細かな事を挙げればキリは無いが、大きな点で挙げれば『新機種販売規模が前年比50%程度』、『全国的に規制が行われる程の外部ツールによる出玉イベント』の2つが前年と異なる点だろう。その結果が【過去最低の満足度】【約100万人減少】となり、某データでは前年比で“設置台数が約3%増加”に対して“総アウト約1%増加”、“総売上約1%減少”、“総売上約4%減少”に合わせ“全国的な広告規制”と大きすぎる代償となった……。折角大きな代償を支払って得た経験を活用しなければ、今後の【満足度上昇】【ユーザー増加】へと繋げる事は困難となるだろう!サンプルセレクションバイアスなども考慮する必要はあるが、端的に言えば、機械費用を出玉に回した結果である可能性があるだけに今後の取るべき方針は2021年問題の対応も含めて固まったとも言えるだろう!とは言え、機械購入費用を割いた原因は5.9号機開発から6.0号機開発へシフトし、購入意欲の湧かい機械販売になった事が原因でり、ホールが建設的に機械購入をする為にはメーカーの機械開発に掛かっているのは言うまでも無い事なので、これ以上ユーザー数が減少しない為にも今後の機械開発に期待したい!