大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S猛獣王」

2019.03.11 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は3月31日導入開始予定「S猛獣王~王者の咆哮~」(サミー)全国15,000台(目標30,000台)

業界オリジナルコンテンツの中でも代表的なコンテンツであり、4号機の時代より長く続いているシリーズ「獣王」。本機はそのシリーズの中でも4号機を彷彿とさせる点が多くあり、以前より本講座でも伝えてきた『6号機=5号機劣化版』では無く『6号機=4号機劣化版』の一端を感じる機種となっているのだ!

そんな本機のスペックは純増6.0枚/GのAT機となっており、ベースは48.9G(50枚)でシリーズ最大のベース値。機械出率は『①97.8%~⑥110.1%』となっている。
本機のRUSH当選契機はゲーム数解除とCZが『1:1』である。ゲーム数解除は最大天井800G+αのみならず、同社機「攻殻機動隊S.A.C」のように通常時に前兆を経て当選するフローもあり、5.5号機でも数少ないゲーム数テーブル管理での当選比率が大きい機種だ!
CZ抽選は通常時に集めるポイント(肉)10個獲得毎に抽選され、レア役の主な役割はポイント加算&特化ゾーンの抽選を行うものとなる。CZは2種類ありメインとなるのはメイン役の色あてバトルで、自力要素が強いCZとなっている。
本機はメインRUSH「サバンナチャンス」のみで出玉を増やす仕様となり、RUSHの継続システムは「ダチョウ:10G+2択当て」「ゴリラ:20Gセットストック」「ライオン:転落抽選」「ゾウ:100G+α」と多岐にわたる。RUSHの特徴として、1回のRUSHで“100G到達”すれば、上位引き戻しモード「獣猛王RED」へ突入し80%で当選を繰り返す仕様となるのだ!

演出のベースは前作「王者の覚醒」に近く、メインフローが「ゲーム数解除」と「ポイント蓄積CZ抽選」なので、『前兆』と『肉集め』の演出が主となる。シリーズ機では初となる「ゲーム数」&「ポイント集め」の通常状態なので演出発生率はシリーズ最高となるだろう。
RUSHである「サバンナチャンス」は『猛獣王』ならではの複数種類のATごとに継続システムが異なり、その継続演出がメインとなることに合わせて『初代獣王』同様のナビ仕様から高速消化による設定示唆演出が発生する可能性がある。そしてRUSH終了時には「獣王と言えば」な潜伏演出の引き戻しモード『獣王MODE』へと突入する!

本機「S猛獣王~王者の咆哮~」の訴求ポイントは『コンテンツ』&『スペック』に尽きるだろう。本機は4号機時代のシリーズ機に近い仕様であることに加え、『全リール目押し』と言った現ユーザーに対し若干不安のあるスペックとなることから、導入時には懐古ユーザーをターゲットとして注力するべきだろう!ゲーム数の狙い目などの情報は追ってユーザーに伝わると思われ、情報の伝達がユーザー層の拡大を後押しするだろう!

本機のゲーム性には6号機の将来を託した要素が色々と盛り込まれており、『12択AT』『ゲーム数テーブル』など、今後の市場を牽引していく可能性の高いスペックと言えるだろう!ただし『12択AT』は以前よりお伝えしている通りに『押し順×2色目押し』程度が適度と思われる。さらにいえば「Re:ゼロ」程の高純増・ストレートATではないことに加え、ベース値を下げる事が出来ていないのは本機シリーズのゲーム性と言えばそれまでなのだろうが、「ユーザーにとって大きなメリットがない」と言わざるを得ない。
一方で、5.5号機以降メイン基板管理のみで『事故率』が極端に減少したために変化した「高設定以外の遊技意欲が湧き難い」現状を『ゲーム数テーブル』が打破する可能性がある。この点に関しては6号機の可能性を秘めた性能と言えるだろう!

保通協の型式試験が予想以上に厳しい状況が続き、本機が市場リリースされるGW前の時期には競合機種が少ない状況になる。本機にはGW中の稼働はもちろんのこと、6号機市場に一石を投じることも期待したい!

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