三浦真理恵「若手も辟易、昭和の絡み酒にご注意を……」

2017.12.24 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第56回「やってはいけないアルハラの5項目」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、忘年会シーズン必見のアルハラに関してです。アルハラとは、アルコールハラスメントの略。飲酒に関連した嫌がらせや迷惑行為、人権侵害のことを指します。特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)では以下の5項目を主要なアルハラとして定めています。
1、    飲酒の強要
2、    イッキ飲ませ
3、    意図的な酔いつぶし
4、    飲めない人への配慮を欠くこと
5、    酔った上での迷惑行為

思い当たる節はないでしょうか? 忘年会・新宴会・歓迎会など、社会人にとってお酒の場は切っても切り離せません。その一方で、「お酒を飲まない若者」が増えてきています。20代男性の39.8%が「月に一度もお酒を飲まない」という調査データも出ているほど(出典:ワインバザール)。

そうした背景の中で、従来通りの飲み会をしていると意図せずアルハラに該当してしまうことがあります。近年では、上司からアルハラを受けた部下が会社に被害を訴えたり、刑事罰や損害賠償を科せられるケースも出てきているのです。

まず気を付けたいのが飲酒の強要。同じ時代を生きた仲間なら良いかもしれませんが、若手に対して社や部の伝統としての無茶な飲み方の伝授や、「俺の酒が飲めないのか!」などの昭和な絡み酒、エンドレスに続く返杯などは今すぐやめましょう。その場のノリや勢いでの一気コールなどもアルハラに該当してしまいます。

また、お酒を飲めない人への配慮も忘れずに。宴会の場にアルコール以外の飲み物がない、ソフトドリンクを頼めない状況をつくる、などは避けるようにしてください。飲めないことを侮辱することもアルハラの一つです。

なんでもかんでもハラスメントになってしまうのは、なんだか寂しい気もしますが、これが現代のリアルです。本来飲み会は、参加者同士の距離を縮めて親睦を深める場。そして上司にとって職場の飲み会は、部下の話を聞く場です。飲める人も飲めない人も、同じ場を同じように楽しめる配慮を心がけてくださいね。


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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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