三浦真理恵「セミナーで女性が嫌がるタブー8選」

2016.04.03 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第11回 「女性は空気に敏感なのです」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。早速本日も、読者の皆様に「モテ上司」「モテ部下」に近づいていただくべく、お悩みと処方箋をお届けします。

Q、先日、男性上司と一緒に外部のセミナーに参加したのですが、その時の上司の言動に引いてしまいました。セミナー中に電話で席を外したり、メモを取らずにスライドやホワイトボードを写メに撮ったり…。正直とても恥ずかしかったです。これってマナーに反してますよね? それとも私が気にしすぎなのでしょうか?(20代・女性・一般)

A、業界内ではよく目にする光景ですね(笑)。講師によっては出入り自由・録画録音撮影OKにしている方もいますが、一般的にはすべてNG行為です。

私自身、ほかの方のセミナーを受講しに行くことも多いのですが、上記のような行動以外に、講義中に携帯ゲームをしている猛者をたまに見かけます(笑)。このような行動をとってしまうと、本人だけでなく、本人が所属している会社自体のイメージダウンにつながってしまいますので注意が必要ですね。

セミナーや研修中のマナーは以下の通りです。
①時間を守る
②前方から詰めて座る
③携帯電話はマナーモードもしくは電源を切る
④無断での録画・録音は禁止
⑤スライド・ホワイトボードの無断撮影禁止
⑥ノート、筆記用具を持参する
⑦質問をする際は挙手をする
⑧中座は最低限にとどめる

マナーは、周りの人への思いやりや気遣い。新入社員研修で一番最初にビジネスマナーを学ぶのは、周囲と良い関係を築くためです。そして男性よりも女性の方が、その場の空気や相手の気持ちに敏感な分、マナーにも敏感。いくら仕事がデキても、マナーをないがしろにしている上司は信頼できませんし、不快感を感じてしまいます。

また、セミナーを受講する際のポイントとして、頷き・アイコンタクト・前傾姿勢(背もたれにもたれかかったり腕を組んだりしない)などの「傾聴の姿勢」で受講することをおススメします。そうすることで講師側もより熱が入り、本来話す予定のなかった内容まで話してくれることがあるのです。これはお得!

研修やセミナーの空気感は、その場にいる全員でつくるものです。誰か一人でも頻繁に出入りをしてしまうと、全体の集中力やエネルギーが削がれていきます。同じ講師の同じ内容のセミナーでも、自身と周りの受講姿勢次第で効果が変わるということも起こり得ます。

セミナーも面談も同じです。ぜひ、一対一で話を聞いているつもりでセミナーを受講してみてください。マナーを大切にしている上司はきっと、女性部下から一目置かれる存在になりますよ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋, セミナー, モテ, 女性, 教育, 株式会社kaika