三浦真理恵「えるぼし認定で女性輝くいい会社」

2016.05.15 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第14回 「企業の資格を取得してみましょう」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。早速本日も、読者の皆様に「モテ上司」「モテ部下」に近づいていただくべく、お悩みと処方箋をお届けします。

Q、現在社内で女性活躍推進の一環として「くるみんマーク」の取得に向けて動いています。しかし取得までの期間が長すぎて、プロジェクトメンバーのモチベーションが下がってきてしまっているのが現状です。何か良いアイディアはないでしょうか?(30代・女性・人事部)

A、「えるぼし認定」をご存知ですか? 平成28年4月1日よりスタートした、女性活躍推進法に基づいた認定制度です。行動計画の策定・届出を行った企業のうち、女性の活躍に関する取組の実施状況が優良な企業は、都道府県労働局への申請により厚生労働大臣の認定を受けることができます。

くるみんマークを取得するには、9つの認定基準をすべて満たすことや、2年以上5年以下の行動計画の策定と実績が必要になりますので、なかなかの長期戦です。そんな中で「くるみんマークを所得すること」自体が目的になってしまうと、モチベーションが下がっていってしまうのも仕方のないことかもしれません。ですからまずはもう一度、「なぜくるみんマークを取得するのか」を話し合ってみてください。

その上で、「えるぼし認定」を視野に入れてみるのも一つの手です。

えるぼし認定の評価項目は5つです。「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の中で、満たす項目数に応じて3段階の認定に分かれています。そしてこれには法施行前からの実績を含めることができます。

くるみんマークの場合は、行動計画を策定し、そこで定めた目標数値を達成すること等が認定の要件になっていますが、えるぼし認定は現状の数値や実績が認定基準を満たしていれば、認定を受けることができるのです。

社内でのプロジェクトをより前向きに進めるために、そしてより良い組織づくりのために、「くるみんマーク」だけにこだわらず、「えるぼし認定」や若者雇用促進法に基づく認定制度「ユースエール認定」にチャレンジしてみるのも良いと思いますよ。

■えるぼし認定の詳細はこちら
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/nintei_1.pdf(厚生労働省)

■ユースエール認定の詳細はこちら
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000100266.html(厚生労働省)

■女性の活躍推進企業データベース(生活関連サービス業、娯楽業)はこちら
http://www.positive-ryouritsu.jp/positivedb/search_res(厚生労働省)


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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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