三木貴鎬の「リング」4つのポイント!

2014.06.27 / 連載

【連載】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー第4回

「リング」が孕む矛盾と評価

皆さんこんにちは!!4回目の連載になりました。今回は質問の多いパチスロ「リング」について私なりの評価を述べてみたいと思います。最近の新台の評価については評価できる部分と、懸念材料がだいたいあって、そこをどう捉えるかどうかで、あたる機械?はずれる機械?の指標になることが多いので、その両面をみることが大事ですね。

【パチスロ「リング」の評価は?】

この機械はそのいい面と懸念材料がはっきりしていると言えるでしょう。

ここがいい!!4つのポイント

①純増3枚なので、一定のギャンブル好きと言われる層の受け皿になりやすく、その層の裾野が広いのである程度の稼動は見込める!

②コンテンツにパチンコにおける実績があるので、女性客を取り込む可能性がある!

③セット数のストックとループ率が50%以上からの仕様は市場で受け入れられやすい!(ロング継続への期待感から高純増の機械性に合いやすい)

④当たりまでの流れや、上乗せ特化ゾーンがわかり易いので、客層が広い!

一方懸念材料は以下のとおりです。

①ゲーム数解除方式がどう出るか? 前作は鬼太郎でしたが、天井直前で蹴られることが頻発したユーザーからすると雑に感じるつくりでないことを祈るばかりです。この辺の実績に乏しいメーカーといえ、解析が出てみないとわからないのですが、この手の仕様は解析が出た瞬間に稼動が急落する可能性が高いです。ゾーン狙いが出来ないような、うまいバランスで出来ているかが肝ですが、果たして・・・・。

②あと、擬似ボーナス経由のAT機。擬似ボーナスに入るものの蹴られてばかりでATに突入しない機械が市場で受けない傾向があり、その点でAT突入率が1/573と重いという数字的にも表れています。この点から、AT終了後即止めしたくなる仕様と言えますし、単発でATが終わった時の喪失感を考えると打ち手にはキツイ台に感じることが予想されます。

③女性客に受け入れられるかもと、上述しましたが基本、高純増のギャンブル機なので、コンセプトに矛盾をはらんでいる(女性客がとっつきにくい?)機械はパチスロの場合コケる可能性あり。まぁそのコンセプトで作っているわけではないでしょうから気にしなくていいですかね。

総評としては、スペックに難しさがあるものの、客層の広さ、ゲーム性、演出等、まずまずといったところですし、市場に台数があまり出ない希少性を考えると、欲しい機械ということになりますね。

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