【連載】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
[第12回]ジャグラーで高稼働を狙え!
皆さんこんにちは! 12回目の連載になりました。今回はこうしてみたら稼働が上がったという事例について話してまいります。
Aタイプは設定で上がる!
消費税のアップに伴い5,6枚交換になった地域も多いのですが、等価じゃないとAタイプは厳しいと思っているホール関係者が多いようです。しかし分岐が上がると設定を使える=稼働が上がるのは当たり前の話で、特に「ジャグラー」は競合店からお客さんを誘導するいいツールになります。実際私の見ている店舗でも「ジャグラー」の稼働増によりお店全体の稼働が上がったというホールが多く散見されます。分岐が上がったホールはAタイプの稼働が上がるチャンス!!と言えます。
これにヒントを得たあるホールが「『ジャグラー』に設定を使って稼働が上がるのであれば、他のAタイプにも設定を使えばいいのでは?」と単純に考え、設定を使用したところ、これがお客さんに伝わらない!! 当然稼働が反映されないということがありました。
そこで、Aタイプだけを集めて設定を使ってみたもののやはり反応が薄い!! そこで諦めずに、お店の目立つところに、このコーナーごと移動して販促に力を入れてみたところ、これがドンピシャ!でした。もちろん設定は多く使用するものの、固定島ができる、お店のセールスポイントができる、設定を入れる店であることをアピールできる・・・従ってお店の信頼度が上がり、全体の稼働が上がると、いいことずくめになったようです。
もちろんAタイプといっても機種ごとに設定の使い方を把握する必要があるのですが、どの設定を使えば出率100パーセントを超えないが、それに一番近づける設定かを把握し、お客さんが入れた分のコインは出来るだけ戻す(利益は換金ギャップから取る)という作業が必要みたいです。スロットでめぼしい機械がなく、全体で稼働を落としている現状、こうした戦略も必要かもしれませんね。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。