三木流「リングと必殺の超運用術」
2014.08.16 / 連載【連載】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
[第11回]リングと必殺を極めろ!
皆さんこんにちは!!
11回目の連載になりました。今回は前回に引き続き、主要機種の設定について述べていきたいと思います。
パチスロ「リング」はベタピンOK?
まずは「リング」のポイントからみていきましょう。以下のとおりです。
設置店が少ない
導入台数が少ない(平均4台以下)
稼働が最近の機械の中では1番いい(先週データで23000枚弱)
純増枚数の割にコイン単価はそれほどでもない
設定状況を比較する競合店が少ない
ということは→「出す理由なし!」ということでしばらくはベタピンで運用して問題ないと言えます。ただし、抜きすぎると、この手の機種でも稼働が自店だけガタ落ちになることもあるので自店の信用のために前日3000枚~4000枚以上吸った台には設定4を投入するなどの単発で負けさせないフォローが必要と思われます。設置台数のイメージで考えるイメージは以下のとおりです。
1万台・・・・地域1番店にだけ導入
2万台・・・地域2番店まで導入
3万台・・・地域3番店まで導入
4万台・・・地域4番店まで導入
5万台以上・・・ほぼどの店にも導入
このイメージでいいと思います。従って「リング」でいえば9月に増産が決まっているとはいえ、ほぼ1万台のイメージでいいかと思います。比較する店舗が周辺店にないという事は、設定の入れる動機が薄い非常においしい機種ですね。
「必殺」は偶数設定を意識
「もう使いようがないよ!」「抜きまくりたい」というホール関係者も多いかと思いますが、稼働のいいホールはこうやって使っているよというのを述べていきましょう。ポイントは以下のとおりです。
純増2.0タイプなので元から主役にならないタイプ
パチンコに近い熱い演出における信頼度にスロ客がなじめない傾向
パチンコ好きの年配層、女性客を取り込めるかが重要
演出が長いなど台の特性上、打ち込みが減りデータ上アウトが入らない
弱チェリーは偶数が優遇、スイカは奇数が優遇
ボーナス終了画面で男性キャラは奇数、女性キャラが優遇
おとつチャレンジ出現率が設定1と6で三倍差(設定6で1/1000)・・いずれも実践値
という事は→偶数設定を多用して6を意識させる運用が求められるということになります。
実際の使用例・・・10割狙い(10台)
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以上のような、使い方で稼働を引き上げたい機種ですね。実際のデータをみても偶数と奇数設定では大きく吸い込みが違っており、奇数は吸い込む 偶数は吸い込まないといったデータになっていますが奇数だからといって暴れるイメージではなく単に辛く推移しています。偶数でいえば6は大きく吐き出すというより勝率がいいという感じです。従って、偶数設定で勝率を上げてあげる作業をいかにできるかが、寿命という部分で大きく左右するといえるでしょう。
このように、導入した機械のポイントを押さえて、機種特性を早くつかんで設定に反映させられるホールが、稼働がいいホールの共通項と言えます。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。