三木流「アラジン不調とヤバさの原因」

2015.02.28 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!

39回目の連載になりました。今回も先週に引き続き「アラジン」の話題です。うーん・・・、この機械何故駄目なのか。1回遊技すると見えてしまうというか・・・今回は、まだ解析が出ていないので無責任な批評は控えるとして、ユーザーとしての感想を述べていきたいなと思います。

4号機ユーザーにも5号機ユーザーにも不満?

ある意味この機械、最近ユーザーが不満に思っている事の集大成だったということをまず感じました。簡単にいうと、高確ゾーンをだらだら引っ張り→チャンスゾーンに突入→そこから更に数十ゲーム引っ張られ、挙句の果てに、何も入らないという失望感というより、怒りすら沸くという仕組み・・それでいてベースも低い。やめるに止められなくなり、追い銭で数千円使わされるという。開発陣の期待感をなるべく引っ張る感覚と、ユーザーの感覚が乖離していることを痛感する機械だというのがまず一つ。そしてAT中の爆発のトリガーが「スーパーアラジンチャンス」に比重がかかりすぎという単調さが、逆に大量出玉へイメージしにくい事、またスーパーアラジンチャンスの名前は4号機時代にプレミア的イメージだったのに、今作では入らないと勝負にならないし、極論を言えば、普通の上乗せゾーンになってしまっている事のギャップ。そしてドット演出の安売り、女の子(名前は忘れた)演出の安売りなどなど・・・4号機ユーザーからすると失望する作り、5号機ユーザーからすると、上述した、うんざりする演出の引っ張りと、誰からも支持を得にくい作りになってしまっていたという感想です。そもそも4号機時代の延々とループするアラチャン→潜伏→アラチャン→潜伏・・そしてスーアラが混ざるという爆裂の流れではない事が多くのユーザーの期待感を裏切ったという事でしょうか・・・。

ワクワク感とヒヤヒヤ感の違い

いずれにせよ、ユーザーの支持を得るヒット機の条件に、いつまで出続けるかわからないワクワク感の続く機械というものがありますが、駄目な機械の、いつ終わるか常にひやひやする機械というのもあるわけで、後者の場合はこける公算が大という経験則があるのですが、今回はこの後者のパターンに、もろにはまった気がします。 機械評価の時点で読み切れなかった事を深く反省している次第です・・・泣

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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