三木流、ゆるせぽねの評価は?

2018.04.27 / 連載
【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー 第201回目
今回はミズホ製「ゆるせぽね」(納品6/3~)の評価。
アナザーゴッドハーデスのキャラクターのひとりである「ペルセポネ」をデフォルメ化した新台。ゆるいミリオンゴッドというコンセプトだが、導入すべき価値か試打してきた。
 <ボーナス>
■GOD:最大203枚+RT700G
■BIG:最大155枚
■MB:最大47枚
<確率&出玉率>
 ■BIG確率
設定①:1/212
設定②:1/202
設定⑤:1/175
設定⑥:1/144
■MB確率
設定①:1/214
設定②:1/204
設定⑤:1/176
設定⑥:1/144
■ボーナス合算確率
設定①:1/100
設定②:1/96
設定⑤:1/83
設定⑥:1/69
■出玉率
設定①:97.8%
設定②:99.8%
設定⑤:105.1%
設定⑥:113.0%
 <通常時>
ベース:31G/50枚(設定1)
コイン単価:2.7円(設定1)
 <RT>
現状維持タイプ
GOD揃い(1/1638)後に突入
700Gの完走型
 <感想>
 筐体はアクロス機と同じもので液晶は無く、パネルにチャンスランプが複数搭載されている。リール下部には、7セグでミリオンゴッドの3桁数字の演出が行われるが、小さなセグなので遊技中は、それを見ることはほぼないオマケ的なもの。チャンスランプは、お馴染みのミリオンゴッドシリーズの効果音を伴ってランプ予告が発生。液晶は無いがそのチャンスランプと告知音だけで意外とミリオンゴッドらしさを再現していた。
スペックはA+RT。「ゆるせぽね」というタイトル通り、コンセプトはゆるいミリオンゴッド。GOD揃いが今までの5倍、1/1638と軽くなっている。GOD揃いはリアルボーナスで、最大203枚獲得後に現状維持のRTが700G付いてくる。RT中にボーナスを引いても、RTが継続する完走型。RT中にさらにGOD揃いを引けば、RT700Gが再スタートとなる。このGOD揃い後のRT700G中にボーナスをどれだけ引けるかで、出玉を増やしていくゲーム性。
1日フル稼働すれば、理論上GOD揃いを5回引いて、3,000GぐらいはRTに滞在するはずなので、RT中の滞在時間が長くなり客滞は伸びそうだ。GOD揃いまでの平均投資額は計算すると設定1で約25,000円程度で、千円ベースが低いので意外と投資金額がかさむ印象。
 ミリオンゴッドシリーズの5.5号機スペックとして登場した「アナザーゴッドポセイドン」「ラグナロクサーガ」は大ヒットとはならなかった。この結果を踏まえると、本機も大ヒットは難しいかもしれない。プレミアム確率が5倍になっている点を考えると、パチンコのミドル機と甘デジの関係性に近いかもしれない。
リール絵柄はミリオンゴッドシリーズそのものなので、ファンは一度は打ってみたい台であり、RT滞在時間も長くなるスペックなので、初期稼働はA+RT機にしては良くなりそう。ただ、設定6のボーナス確率が破格で出率も113%と高く、設定も4段階なので設定6が看破しやすく、3~4台のような複数台を設置すると導入翌週あたりからボーナス確率の悪い台は放置される可能性も。販売台数は人気シリーズとしては2000台と非常に少なく、中大型店ではバラエティーにオススメの機種だ。
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