三木流、Aタイプ偽物語の評価は?

2016.06.03 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 103回目になりました。今回はサミー製「A-SLOT偽物語」(納品7/10~)の評価です。

2月に登場した偽物語のスペック違いのノーマルAタイプが早くも登場。5000台限定のようですが、導入すべき新台かどうか、試打してきました。

<ボーナス>
ボーナスのみのノーマルAタイプ
■同色BIG:312枚(最大)
■異色BIG:208枚
■REG:104枚
ボーナス比率1:1:1

<確率&出玉率>
■合成確率
設定①:1/152
設定②:1/147
設定⑤:1/136
設定⑥:1/119
ボーナス比率1:1:1

■出玉率
設定①:98.3%
設定②:99.9%
設定⑤:103.8%
設定⑥:109.7%

<通常時>
ベース:34G/50枚

怪異リプレイ(1/83)出現で8Gの演出用RTに突入。
(ボーナス期待度35%)

<RT>
■倖時間(RT)
20G固定の現状維持RT
BIG終了後に必ず突入

<感想>
筐体は偽物語と全く同じもので見た目はパネル違いという印象です。

液晶演出は偽物語に比べると非常に淡白です。偽物語では、レア役を引いてから「怪」が頻出し、ざわついて期待感を煽りますが、本機はノーマルAタイプなので演出もあっさり完結します。その点で偽物語に慣れていると少し物足りなさを感じてしまいました。

ミドルボーナスを搭載しているので合成確率自体は軽く設計されており、BIG後のRT中の当たり期待値も高く数珠連に期待できるノーマルAタイプ。また演出用のプチRTも搭載しているので、出目だけでなく演出も楽しめます。

キャラクター的に客層は若年男性がメインとなります。客層を考えると、確率が悪い台は打たずに放置されるでしょうから稼動を伸ばすにはそこが課題だと思われます。コイン単価や使う金額もA+ARTの偽物語と大差ないので、演出が淡白になった本機を好んで打つファンはノーマルタイプ好きな人になるでしょうか。

本機だけを考えると出来は悪くないですが、A+ARTの偽物語と比較するともう少し魅力があるといいなと。販売間隔も短いので新台効果があまり見込めないのもネックです。Aタイプバラエティの活性化にどうかなとも思うんですが、やはり懸念はARTの偽物語との見た目が近いことですね。

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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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