【ユニバカ×サミフェス2024】過去最大級のユーザーが来場、多くの新版権が発表にスマスロ新筐体のお披露目も!!

2024.03.23 / メーカー

6年ぶりに「ユニバーサル×サミーフェスティバル2024」(以下略ユニバカ×サミフェス2024)が開催された。来場者人数は過去最大となる17,500人オーバーで、当日の会場は大賑わい。訪れたパチンコ・パチスロファンのの顔はいずれも笑顔にあふれていた。当日はSNS上でも現地で発表された新デモ筐体や新機種の話題で大いに盛り上がった。現地に行きたくても行けなかったホール店長たちもいるだろう、そこで当日取材を行ったPiDEA編集部リリィ(@lily_pidea)がユニバカ×サミフェス2024をレポートしていく。


ユニバカ×サミフェス2024への熱狂はX上でも大きく広まって、当日はさまざまな話題で持ち切りになりましたね。

各種版権の遊技機化の話題はもちろん人気の話題でしたが、中でも会場メインフロア「THE FUTURE」ブースに参考展示された、パチンコ・パチスロのデモ機は特に反応が大きかったように思います。

ここでは、ZEEGから新筐体「LANDMARK」「CROSSLINK」が展示されたほか、ユニバーサルからはパチンコ・パチスロデモ機がお披露目され、サミーからもパチンコデモ機が展示されていました。また、サンドやユニットもデモ機が登場していました。

©︎和久井健/講談社 ©︎和久井健・講談社/アニメ『東京リベンジャーズ』制作委員会 ©︎Sammy
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©︎UNIVERSAL ENTERTAINMENT
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展示されたパチンコ機の枠は近未来的なデザインで吊り下げ型のゲーミングマシンのような様相でした。また筐体右側には紙幣サンド、左側には貸出ができるようなユニットが合体していることも大きな特徴となっておりました。こちらはおそらく展示を目的に作成されたものかと思われます。

まずはユニバーサルエンターテインメントの「愛の不時着」のデモ機。筐体自体が新デザインで、ボリュームや光量はアナログノブで調整できるようになっていました。近未来的なデザインとは相反していましたが、ユーザービリティが高く分かりやすいものでした。どのような打感になるかは不明ですが、ハンドルはドアノブと合体したようなものになっていました。手のひらでにぎりつつ、親指と人差し指で固定するんですかね? サミーがお披露目した「東京リベンジャーズ」のデモ機はゲージもプッシュボタンも「卍」になっており、これから開発を進めていくような印象でした。既存機とは大きく違いはありませんがかなり遊び心が感じられる展示となっていました。

パチンコもかなり特徴的でしたが、パチスロも負けていません。

展示されていたパチスロ筐体はユニバーサルエンターテインメント製のもので、湾曲した縦長の巨大液晶が特徴的。アミューズメントマシーンと、カジノマシーンを融合したようなインパクトのあるデザインとなっていました。大人気シリーズ「GOD」がデモ遊技可能で「ミリオンGOD 神々の開戦ver」というタイトリングで設置されており、他にも同筐体で「化物語」や「魔法少女まどか☆マギカ」のデモ演出が流れていました。こちらの筐体にはユニットサイドに電子決済対応化を匂わせる「ぱちpay」という支払い端末のような機器が搭載されており、これからホール導入への動きも感じさせるものでした。

体験したユーザーの様子を見ていると筐体の新しさに戸惑う姿もみらましたが、3つのボタンでリールを止めるという遊技方法は変わらないためすぐに理解しているようで、お馴染みのGOD図柄のテンパイ音が流れると思わずにっこりしてしまう姿もみられました。

パチンコはハンドル周りや、プッシュボタンの変化が大きいですが既存の遊技台と変わりなく遊べそうでした。パチスロ筐体に関しては、遊技者の画面の視認性や長時間遊技した時の疲労感が気になるところ。巨大な全面液晶がゆえに演出はド派手でインパクトの強いものとなっていました。

余談ですがユニバカサミフェス後に、ユニバフリースタイルというユニバーサルエンターテインメントの非公式開発アカウントから上記パチスロ筐体がスマスロ筐体であることが明かされました。真偽は不明ですがこれ、もしかして完成系なんだろうか?


さて、THE FUTUREブースのテーマの通り、パチンコ・パチスロの未来化が進んでいる様子がうかがえましたが、ユニバーサル・サミーが出店するそれぞれのブースでもデジタル化や近代化という点で大きく前身しているようでした。

まずはサミー展示ブースの「DIGITAL SLOT」。これがかなり革新的で、筐体の中に搭載された機種の中から遊びたい機種を選んで遊技するというもの。1台の中に12タイトルの機種が内蔵されており、4号機からスマスロまで新旧を問わない選択の幅の広さで、老若男女のファンが行列をなしていました。

展示されていたポップには「評判次第では販売されるかも……?」と記載されており、もちろんこれはホール向け販売ではなく、家スロのような一般向け販売を想定しているんでしょうが、これホールにあったらメチャクチャ選択肢広がりますよね、というか革命レベルですよ。

今は、単純に過去の機種ラインナップになってますが、新台データのダウンロードで遊べるという新しい販売形式ができれば最新機種の導入が簡単にできるわけです。

すぐには難しいでしょうは、ホールにとって大きな悩みの1つ機械代の削減につながること間違いないですよね。できたらいいなあこれ。

 

一方でユニバーサルはバーチャル展開という点で力を入れているようでした。展示ブース「UNI-Virtualland」ではMixed Reality(複合現実、以下略MR)の体験会を実施を実施していました。

MRって何ぞやって話になると思うんですが、簡単に言うとVRの進化版で実際にヘッドマウントディスプレイから写しだしたものを触って操作したり複数人で同時共有できるものです。

何をやってたかっていうと、現実世界の中にパチスロ筐体を映し出して試打を行ったり、「沖ドキ!」シリーズの自社キャラクターカナちゃん・ハナちゃんがライブパフォーマンスを行ったりしてました。

 

これもしもパチンコホールでやるとすれば、MRゴーグルをつけてパチンコ・パチスロができるようになれば、実際に筐体がなくても遊べるようになりますよね。そうしたらもはや筐体なんかいらないなんて話になって、椅子とベンチだけ置いてあるパチンコ店もできるんじゃないでしょうか。

それをパチンコ店と呼ぶのは不明ですが、そういう話もありえるよねっていう妄想でした。なんだかSF映画みたいですね。

MR(複合現実)とは手や目の動きで操作したり、360度自由な角度で映し出した物質の操作が可能な空間のこと。実際にデジタル情報を触って操作したり、複数人で同時に体験ができる特徴もある。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)と混同しがちだが、ざっくりしたイメージで言えばARは「ポケモンGO」、VRは家庭用ゲームをよりリアルに体験するものだ。

両メーカーがこれからどんな展開をしていくのか期待の高まる展示内容でした。当日会場では上記以外でも多くの機種が発表されており、新機種・版権は以下の通りとなっております。

サミー
・Lリコリス・リコイル
・P/S 東京リベンジャーズ
・A-SLOT+この素晴らしい世界に祝福を!
・L痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

ユニバーサル
・スロット マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
・P愛の不時着

©︎和久井健/講談社 ©︎和久井健・講談社/アニメ『東京リベンジャーズ』制作委員会 ©︎Sammy
©Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
©︎UNIVERSAL ENTERTAINMENT

 


企業出展ブースはもちろんのこと、有志出展の個人ブースもユニークな展示開催が行われ、多くの人で賑わっていました。ここからは個人的に印象的だったブースやイベントを少しピックアップして紹介します。

まずは開催前から気になっていたし、X上で話題になっていた、人気Vtuberユニット「らめたまず」とコラボしたユニバカサミフェス限定コラボ機から。プレスではあるものの、試打したいと思い何度かブースを訪れるも行列続きで、13時にブースを訪れると120分待ちで試打も打ち切りの状態。16時頃に再度訪れてもまだまだ待機列ができている状態で、大盛況のブースの1つでした。X上の反応を見ると、Vtuberファンも多く集まっている様子で中にはパチスロ初心者も参加している様子がうかがえました。

ⓒのりプロ

その他X上の反応

・ボーナス図柄もブランク図柄も可愛いからホール導入してほしい。

・パチスロ初心者だけど何とか景品ゲットできた。

・100分待ちだったけど何とか打てた。

 

パチスロ未経験者でさえ、イベント会場に足を運ばせるほど魅力のあるVtuberというコンテンツの強力さが際立っていますね。あまりの行列に諦めてしまったユーザーも多々見受けられ、再度試打できるような状況を求める声やホール導入を求めるも上がっていました。確かにこれほど人気を集めたイベント用のデモ機ならば、ぜひ打つ機会がほしいですね。

 

最後に、ユニバカサミフェス2024で同時開催されていた「超ディスクアッパー選手権」の前にスペシャルステージを行っていた「SEGA SAMMY LUX」のダンスパフォーマンス。こちらはセガサミーホールディングス株式会社が2020年8月に結成したプロリーグで活躍するダンスチームです。セガサミーと言えばゲームとパチンコ・パチンコという印象しかなかったもので、ダンスチームまで運営しているのかと驚きを隠せませんでした。

もちろん、その後開催された超ディスクアッパー選手権ではハイレベルな激戦が繰り広げられ、個人戦1位のスポンジ選手が獲得した点数は何と96,350点。いったい回転しているリールがどのように見えているのか気になりますね。同氏には優勝賞金の331万円が贈られました。

1位のスポンジ選手(中央)と準優勝したすぎ選手(左)、第3位のなお選手(右)

過去最大級のユーザーを集めたユニバカ×サミフェス2024。6年間という非開催期間がいかに長かったか、ファンは待ちに待っていたことが想像できる動きとなりました。さらにパワーアップした来年度の開催にも期待したいですね。

 

©︎UNIVERSAL ENTERTAINMENT ©️Sammy

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