【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
皆さんこんにちは! 152回目になりました。今回は、エンターライズ製「逆転裁判」(納品5/21~)の評価です。「モンハン狂竜戦線」に次ぐエンターライズから5月後半に最新台が登場。原作は累計640万本を売り上げた人気ゲームですが、導入すべき台なのか試打してきました。
<ボーナス>
ボーナスなしのART特化タイプ
<確率&出玉率>
■CZ確率
設定①:1/180
設定②:1/172
設定③:1/168
設定④:1/152
設定⑤:1/135
設定⑥:1/123
■ART初当たり確率
設定①:1/347
設定②:1/336
設定③:1/323
設定④:1/289
設定⑤:1/264
設定⑥:1/238
■出玉率
設定①:97.6%
設定②:98.7%
設定③:100.8%
設定④:104.0%
設定⑤:107.3%
設定⑥:112.5%
<通常時>
ベース:46G/50枚
■ナゾ解明システム(周期抽選)
1周期40G
123ポイントからスタートして0ポイントまで進むとART確定
成立小役に応じて減算していく
最終ジャッジ成功でCZに突入
残り100〜61pt CZ期待度10%
残り60〜31pt CZ期待度20%
残り30〜11pt CZ期待度40〜60%
残り10〜1pt CZ以上確定
■法廷ジャッジ(CZ)
20G継続の自力CZ
ART期待度40%
<ART>
純増2.0枚/G
継続バトル×セットストック
■法廷BATTLE(通常ART)
3部構成
説明パート(5G)
証言パート(5G)
尋問パート(平均20G)
尋問パートは敵とのバトル
ベル・レア小役…味方の攻撃(100pt以上)
リプレイ…敵の攻撃抽選(50 or 100pt)
1000ptの体力を奪い合うバトル。
勝利で次セット、負ければART終了。
■ロングフリーズ
確率:1/4460
周期抽選の0ナゾ到達時の1/2
ARTのセットストック大量獲得
<感想>
筐体はいつものエンターライズと同様。液晶前面に落ちてくる役物は搭載しています。液晶演出はゲーム画面と同じような雰囲気で、ナゾを解きながら、じっくりと考えてプレイできます。パチスロでは再現が少し難しかったか、ART中など毎ゲームの展開が早すぎて、ゲームが好きだったお客さまが馴染めるかどうかという点は不安要素です。
スペックは純増2.0枚のART特化タイプ。千円ベースが46Gと甘く7000~8000円で初当たりする遊べるスペックです。通常時の周期抽選は、最終ジャッジをクリアしてもARTは確定せず、そこからCZに突入してさらに成功する必要があり、ARTまでのハードルが高く感じてしまい、当たりやすい設計値を台無しにしています。
CZ突入期待度が40%、さらにCZからのART突入期待度が40%なので、周期抽選のART期待度は16%となり、1周期が40Gと短いものの、決して当たりやすいという印象ではないですね。
ART中のイメージはモンハン月下雷鳴のような小役に対応したバトル。継続期待度は65%のようですが、1セットは30G~40Gと短め。
初当たりが重く感じてしまう仕組みかつ、ARTの獲得枚数が伸びない印象では打つ気になりません。次作噂されている「バイオハザード」はモンハンと同等のコンテンツ力なので、そちらにも期待したいところ。
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三木貴鎬(みき・たかし)
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。