三木流、烈火の炎の評価は?

2017.12.01 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!181回目になりました。今回はニューギン製「烈火の炎」(納品1/21~)の評価です。少年サンデーで20年前に連載されていた漫画が原作の新台がニューギンから登場します。1月の新台が手薄な状況で、必要な新台かどうか試打してきました。


<ボーナス>
■赤7BIG:255枚
■白7BIG:255枚
■青7BIG:平均111枚(最高208枚)
■REG:80枚

<確率&出玉率>
■ボーナス合算確率
設定①:1/220
設定②:1/207
設定⑤:1/182
設定⑥:1/166

■ART初当たり確率
全設定共通:1/6526

■出玉率
設定①:97.7%
設定②:100.6%
設定⑤:103.3%
設定⑥:106.3%

<通常時>
ベース:34G/50枚(設定1)
天井は無し

<RT&ART>
純増0.3枚/G(RT、ARTともに)

■烈火ターン(RT)
20G or 50G or 次回ボーナスまで

■紅麗ターン(RT)
突入リプレイが成立し、押し順に正解すると烈火ターンに移行。
烈火ターンと紅麗ターンのループ率は約66%

■超烈火ターン(ART)
中段チェリーや赤7BIG中のバトル勝利から突入するスペシャルART
最大1500G継続
期待値1500枚


<感想>
筐体は、「貞子3D」と同様のひと昔まえのもので、役物など特になくオーソドックスな上部液晶タイプ。液晶演出は、いつものニューギンのクオリティで並の出来した。「烈火の炎」というコンテンツ自体はすでにパチンコでも1年前に平和から登場しています。

スペックはA+RT+ART。RT&ARTは0.3枚/Gと微増で、ボーナス主体で増やすタイプ。RTとARTに純増枚数の差はなく、特に区別して考える必要はありません。青7BIG中は毎ゲーム、左リールのみ目押しをして最高獲得枚数を目指し、赤7&白7BIG時は一度だけビタ押しが必要です。

ボーナス後は、50%~60%の確率でRTに突入。さらにプレミアムARTも搭載されていて、ARTに突入すれば有利区間の完走が確定します。ART中はボーナス引き放題で、ボーナス消化G数の合計とARTのG数の合計が1500Gに到達すると終了。平均的な出玉はART中にボーナスを6~7回引いて、1500枚程度のようです。ARTの確率は全設定共通で1/6526なので、引きが強ければ1日で4~5回引けそうな確率ですが、ART消化中に再度ARTに当選できないので、現実的には1日に3回が限界だと思われます。

設定は4段階で、設定6の出率も106.3%と低く、設定狙いの客層には響くかどうか。また、設定不問のプレミアムARTは単純で分かりやすいのですが、期待値が1500枚と旧基準機に比べると恩恵が小さく見えてしまいます。

1月のサミーの新台「コードギアスR2 C.C.バージョン」は、ボーナス終了時には必ずRTに突入し出玉は設定に忠実なイメージですが、同じA+RT機でも本機はプレミアムARTに出玉が依存するタイプです。


【御礼】

秋のパチスロセミナー大盛況で終わる事が出来ました、多数の来場者様誠に有難うございました。ますます精進し来期以降も開催予定ですので今後とも、よろしくお願い申し上げます。またセミナーの資料が欲しい方は info@slot-support.co.jp までご連絡くださいませ。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972 年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー, ニューギン, 烈火の炎