三木流、戦場のヴァルキュリアの評価は?

2018.01.05 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さん明けましておめでとうございます!185回目になりました。今回はサミー製「戦場のヴァルキュリア」(納品2/4~)の評価です。原作はPS用のシュミレーションRPGゲームでアニメも派生しています。5.9号機のART機が苦戦スタートとなっている現状、導入すべき新台か試打してきました。

<ボーナス>
■BIG:350枚
■REG:150枚
■MB:91枚

<確率&出玉率>
■ボーナス合算確率
設定①:1/120
設定②:1/116
設定③:1/114
設定④:1/104
設定⑤:1/97
設定⑥:1/88

■ART初当たり確率
設定①:1/577
設定②:1/570
設定③:1/563
設定④:1/540
設定⑤:1/520
設定⑥:1/497

■出玉率
設定①:97.5%
設定②:98.8%
設定③:100.3%
設定④:104.0%
設定⑤:107.0%
設定⑥:112.1%

<ART>
純増1.0枚/G(ボーナス込み1.5枚/G)
G数上乗せ×継続率

■ガリア戦記(通常ART)
初回は上乗せ特化ゾーンスタート

■進撃ラッシュ(G数上乗せ特化ゾーン)
ART突入時に突入するG数上乗せ特化ゾーン
初回平均100G(最低30G保障)

<感想>
筐体は「サクラ大戦」や「攻殻機動隊2」と同様の全面液晶ドーナツビジョンタイプ。キャラクターの認知度が限定的で、雰囲気は3カ月前に登場した同メーカーの「イースⅠ&Ⅱ」に似ています。

スペックはA+ART。ARTの純増枚数は1.0枚と少なく、ボーナス込みでも1.5枚とマイルドなスペックになっています。ボーナスの合成確率は非常に軽くなっていますが、おそらくREG、MBの比率が高く設計されているはずです。

設定6の合成確率は破格の1/88で、勝率が90%を超えるエクストラ設定と予想されます。こういったエクストラの設定6搭載機の課題は「設定6じゃない」と判断されると、止めてしまう傾向が強いことです。

ARTの2回に1回は300Gを超えるロング継続となるようですが、ロング継続が特徴の「ブラックラグーン3」も苦戦しているので、セールスポイント足り得るかは疑問が残るところですね。また、ロング継続に期待できたとしても、有利区間1500Gの打ち切りがあるので、これもまたハードルの一つ。

販売台数は3000台だそうです。

参考までに11月以降に登場した5.9号機のARTのSIS初週稼働を見てみましょう。
・戦国コレクション3:17,315枚
・ブラックラグーン3:18,232枚
・ゴッドイーター2:15,805枚


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三木貴鎬(みき・たかし)

1972 年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に株式会社エスサポートを立ち上げ独立、経験を生かしてコンサルタントに転身する。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。info@slot-support.co.jp

5.9号機, Sammy, サミー, 戦場のヴァルキュリア