三木流、スーパーミラクルジャグラーの評価は?

2017.05.19 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 153回目になりました。今回は、北電子製「スーパーミラクルジャグラー」(納品6/19~)の評価です。前作「ミラクルジャグラー」から5年半を経て、最新作が6月に登場します。

<ボーナス>
■BIG:312枚
■REG:104枚

<確率&出玉率>
■BIG確率
設定①:1/283
設定②:1/273
設定③:1/269
設定④:1/256
設定⑤:1/251
設定⑥:1/231

■REG確率
設定①:1/468
設定②:1/431
設定③:1/372
設定④:1/341
設定⑤:1/305
設定⑥:1/333

■ボーナス合成確率
設定①:1/176
設定②:1/167
設定③:1/156
設定④:1/146
設定⑤:1/137
設定⑥:1/136

■出玉率
設定①:96.0%
設定②:97.8%
設定③:99.5%
設定④:102.0%
設定⑤:104.5%
設定⑥:108.1%

<通常時>
チェリー重複あり
先告知あり(1/4)


<感想>
筐体は、ボタンやレバーはファンキーなどと同じで操作性は変わりませんが、トップランプが役物っぽい派手なランプになり、筐体側面から見ても何の台か分かるようにリール右側にサイドパネルが搭載されています。見た目が新しく、打ち気をそそる印象でした。

ボーナス枚数は、最近のジャグラーとBIG、REGともに同じ。一番の特徴は、派手なプレミアの告知演出で、BIGの4~5回に1回は、変則的な派手な告知となるようです。リールの逆回転、高速回転、リールフラッシュ、フリーズ、トップランプの点灯、パネル消灯、ストップ音の変化など、20種類ほどの変則告知が搭載されています。どの告知も目新しく、打っていて非常に楽しいジャグラーです。ファンキーよりもさらに告知の派手さが増していて、告知の楽しさも向上していました。

ボーナス確率は前作より少し甘く、比較するとスペックUPをした良いイメージを持ちます。REG確率は前作を継承した変則的な数値で、設定5と設定6のREG確率が逆転しています。設定6が例えば終日稼働で、BIG35回・REG25回のような回数になるので、他のジャグラーの設定6イメージである「BR比率1:1」とはなりません。認知されるまでは、設定6を使う旨味が少なくなると予想します。

全体的なREG確率はアイム系やマイジャグ系と比較すると辛く、高設定を使ってもREG回数が上がりにくいので、高設定っぽいデータには見えません。

細かい話をすると、前作より設定3のREG確率が1/400→1/372と少し甘くなっているので、設定3と設定5でREG回数を上げて期待感を持たせる使い方になりそうです。しかし、それだと利益が残しにくいのが難点でしょうか。ファンキージャグラーと同じ位置付けといったイメージです。

一方で、設定6の出率は108.1%とまずまず高く、演出も派手で打ってみたく初期稼働は抜群に良さそうです。ニューアイムやGOGOのような地味で出率が低いジャグラーは初期稼働よりは長期稼働に期待ですが、本機は集客力も見込めそうなジャグラーです。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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