三木流、サクラ大戦の評価は？

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは！　１４７回目になりました。今回はサミー製「サクラ大戦４熱き血潮に」（納品5/7～）の評価です。エレコ、サミーの割が取れなかったサクラ大戦、その次のループバージョンに次いでシリーズ第４弾が登場します。

＜ボーナス＞
ボーナス無しのART特化タイプ

＜確率＆出玉率＞
■ART初当たり確率
設定①：1/394
設定②：1/381
設定③：1/363
設定④：1/330
設定⑤：1/293
設定⑥：1/271

■出玉率
設定①：97.9%
設定②：98.8%
設定③：100.7%
設定④：103.7%
設定⑤：107.8%
設定⑥：111.5%

＜通常時＞
ベース：44G/50枚
コイン単価：2.3円
天井：好感度MAX10回

■ハートフルタイム
好感度ポイント加算ゾーン
好感度MAX到達でCZやARTを抽選

■撃帝チャレンジ（CZ）
①仮想迎撃チャレンジ：期待度45%
②轟雷チャレンジ：期待度66%
③レビュウチャレンジ：期待度83%

＜ART＞
純増2.0枚/G
G数上乗せ×継続率タイプ

■帝撃ラッシュ（通常ART）
初回30G+バトル
2セット目以降20G,30G,40Gのいずれか＋バトル
前半パートのARTで敵を撃破できれば、後半バトルは勝利確定。
前半で撃破できなければ、後半バトルは継続率で抽選。

■必殺技覚醒
5G＋α継続の減算ストップゾーン。
ベル成立で敵に100ポイント以上のダメージを与える
超必殺技覚醒は10G＋α継続

■帝撃チャンス（G数上乗せ特化ゾーン）
10G継続、赤７揃いでG数上乗せ

■デートタイム（G数上乗せ特化ゾーン）
10G＋α継続


＜感想＞
筐体は攻殻機動隊２と同様のドーナツビジョン全面液晶タイプ。液晶演出は一般的なサミーの出来で、前作の演出の出来から大幅な上積みはありません。

スペックは高ベースの純増2.0枚、ART特化。特徴は引いたレア役がすべて無駄にならない仕組みです。チャンスリプレイ、チェリー、スイカ、チャンス目と４つのレア役を引くたびに４種類のポイントが貯まります。

そのポイントどれかが100Ptに到達した時にCZとARTを抽選。ART中にもそのポイントは引き継がれ、ART終了後にも通常時に持ち越されます。レア役確率も1/13と軽く、どれかのポイントが常に貯まっている状態で止め時を見失い打たされる仕組みです。黄門ちゃま喝のように、複数のポイントが貯まっていく仕組みは客滞が上がります。

ART中は前半パートをクリアできれば、後半のバトルに勝利確定。前半パートがクリアできなくても、後半のバトルは継続率で勝敗を決定する２段階になっていて安心感がありました。

千円ベースが高く、コイン単価も2.3円と遊べるスペックで、客滞も伸びやすい仕組みなので初期稼働は良さそうです。ギャンブル性は高くないですが、キャラクター的にも客層は限定されるのでその辺を考慮した導入をオススメします。バラエティーや低貸しでも生きる新台です。

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三木貴鎬（みき・たかし）

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。