三木流、「エウレカセブンAO」の評価は?

2016.11.11 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さん今日は!126回目になりました。今回はサミー製「エウレカセブンAO」(納品1/22~)の評価です。エウレカシリーズ第3弾が年明けに登場。エウレカとレントンの息子「アオ」が主人公となった物語が本機の原作です。

 <ボーナス>
■BIGボーナス:204枚
■エピソードボーナス:204枚+ART
■REGボーナス:36枚
■BAR揃い:36枚

<確率&出玉率>
■ボーナス確率
設定①:1/248
設定②:1/246
設定③:1/237
設定④:1/233
設定⑤:1/222
設定⑥:1/214

 ■ART初当り
設定①:1/327
設定②:1/321
設定③:1/311
設定④:1/286
設定⑤:1/261
設定⑥:1/221

 ■出玉率
設定①:98.5%
設定②:99.3%
設定③:102.1%
設定④:105.2%
設定⑤:110.1%
設定⑥:115.7%

<通常時>
ベース:32G/50枚
コイン単価:2.7円
天井:900G(ボーナス間)

■シークレットバトル(自力CZ)
期待度35%~80%

■自力CZ確率
設定①:1/208
設定②:1/202
設定③:1/195
設定④:1/174
設定⑤:1/155
設定⑥:1/138

<ART>
純増1.4枚/G
G数上乗せタイプ

■アストラルオーシャン(通常ART)
初期G数は特化ゾーンで決定

■クォーツアクティベートチャンスQAC(上乗せ特化ゾーン)
消化中はベルやクォーツリプレイを引き続ける限り継続
ベルorクォーツリプレイ:上乗せG数UP+継続
リプレイorハズレ:上乗せ+終了
弱チェリーor弱スイカ:上乗せ+終了+QACストック
強チェリーor強スイカorチャンス目orボーナス:上乗せ+終了+QACストック

■シークレットバトルAO(ART中CZ)
勝利時はクォーツアクティベートチャンスに突入。

■カノンバトル(上乗せバトル)
1セット:4~5G
継続率:約66~89%
バトル継続時はG数上乗せが発生。

■V3モード(最強上乗せ特化ゾーン)
10G+α継続
リプレイ以外の小役でゲーム数上乗せ抽選
レア役成立時は50G以上の上乗せ
クォーツリプレイ成立時はQACストック


<感想>
筐体は、「A—SLOT北斗の拳将」などと同じオーソドックスな液晶タイプで、エウレカでお馴染みのサブ液晶がリール右横に搭載されています。サブ液晶は透過式になっていて、液晶の裏には役物ランプが設置されています。液晶演出は過去のエウレカと同じ雰囲気で、高いクオリティの仕上がりでした。

ART突入は自力CZ経由がメイン。ボーナスはREG比率が高く、REG中はお馴染みの当たらない6択でボーナスからのART突入の頻度は少ないと思われます。ARTはG数上乗せのみの仕様で、上乗せ特化ゾーン(QAC)に特徴あり。

QAC中は、引く役に応じて継続、上乗せ、QACストックとなりますが、基本的にはリプレイで即上乗せ終了が大半を占め、運良くレア役を引いてもQACストックして上乗せ終了となります。

ARTの純増が1.4枚で初当たりは軽いのですが、ボーナス込みで純増1.7枚/Gなので、旧基準機と比べるとどうしても増えるペースが遅く感じてしまいます。ボーナスは36枚獲得のREGがメインなのでA+ARTタイプという感じではなく、純増1.4枚/GのART特化という印象でした。ロング継続に期待できるARTですが、時間効率が悪く夜からの稼働は期待しにくい仕様です。

設定6の出率が高く、ART突入確率に設定差が大きくあるので、設定6の勝率は良くイベント時の設定狙い客は喰いつきそうです。一方で、設定1の出率も98.5%と甘く、設定6を使いながら利益を確保することが難しそうです。

似た客層、コンテンツだったコードギアスR2の稼働は
SISデータで
1週目:21,714枚
2週目:19,372枚
3週目:16,897枚
という結果でした。

本機の適正台数は
100台クラスのホールでバラエティー
200台クラスのホールで4台程度
総台数の2%程度を目安にトップ導入にこだわりたい新台です。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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