マカオのジャンケットがベトナム進出へ

2015.03.27 / カジノ

3月26日、カジノ業界メディア「AGB」によると、マカオのジャンケット業者・太陽城集団(サンシティグループ)が、ベトナム中部クアンナム省の大型カジノリゾートの開発に合弁で参画する計画があることが分かった。

クアンナム省のカジノリゾートは、40億米ドル(約4,770億円)規模の開発案件で、元々開発に意欲を示していたマレーシアのゲンティンが2012年に撤退を表明。昨年12月、香港の宝飾品大手・周大福がベトナムの金融業者・ビナキャピタルと提携し、この計画への参入に関心を示している。サンシティはこの2社との合弁によりベトナムに進出する計画だという。サンシティはマカオのジャンケットの最大手で、マカオのVIP市場の低迷により以前から海外進出を模索していた。今月初め、ベトナム南部のフーコック島でのカジノ開発参入が複数メディアで報じられたが、サンシティはこれを否定している。なお、合弁相手の周大福は韓国仁川地区で26億米ドルのカジノ開発にも関心を示している。

※画像はクアンナム省の古都・ホイアンのビーチ
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