ホールの入替戦略、ART機規制などを解説/JAPaN勉強会

2016.06.09 / ホール

6月9日、一般社団法人日本アミューズメント産業パチンコネットワーク(略称・JAPaN)が主催する定例勉強会が、台東区東上野の関東事務局で開催された。

高橋正人氏が代表を務めるJAPaN。前回を3名上回る17名の業界関係者が参加した。

第1部では、「遊技機の検証」というテーマで、高橋氏とワクワクランド代表の涌嶋士郎氏が解説した。高橋氏は5月のパチンコ稼働率ランキングの中でも、「モモキュンソード」などのライトミドルタイプが高稼働な点に注目。「『ライトミドルで粗利が取れることを示す』というメーカーの戦略通りの結果となった。MAXタイプが規制された後は、こうした機種が主流になってくる」と説明した。涌嶋氏は7月以降のAT・ART機規制を見据え、高純増Aタイプ機種の重要性を解説。運用方法については、「まずは低貸コーナーに高設定で導入し、ユーザーに連チャンを体験してもらうのが大切。来年以降の撤去命令を見据えて、中古機の値段が安い今のうちに購入しておくべき」とアドバイスを送った。

第2部では、株式会社エムエムインターナショナルの田中宏樹営業推進課長、下田隆弘チームリーダー、大澤邦明氏が登場。同社が販売する清掃機材「Cell きらシリーズ」の実演解説を行った。大澤氏は同社の「Cell きらぶらし」について、「ブラシの毛は手作業で植えているので、非常に柔らかくなっている。これによりパチンコ機の盤面を拭いても、くぎに影響する心配がない」と説明。また、「中古機を納品する際にも、台がきれいならホールからの印象が変わってくる」と、販売業者にも導入のメリットがあることをアピールした。

第3部では、7月以降のホールの運営方針について高橋氏が解説。特にAT・ART機の3000枚・1500G規制について、施行された後の見通しを語った。

次回の勉強会は7月14日(木)13:30から。第3部で話題に上がった3000枚規制についても、詳しく解説する予定だ。

また、7月1日(金)には、「JAPaN発足記念セミナー」を中野区・中野サンプラザで開催予定。高橋氏のほか、当webサイトで連載を務める三浦真理恵氏など、合計20人以上の講師がセミナーを行う。

写真2はワクワクランドの涌嶋士郎代表
写真3はART規制について語る高橋正人氏

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