ブリスベンカジノの開発へ/豪エコー社

2015.07.23 / カジノ

7月21日、豪州のカジノ大手・エコーエンターテイメントグループは、クイーンズランド州の州都ブリスベンでの新規カジノリゾートの開発権を取得したと発表した。ライバル社であるクラウン社と入札を争ったが、現地政府は都市再開発を担う「より望ましい開発企業」としてエコーを指名した。エコーは現在、ブリスベンで唯一のカジノリゾート「トレジャリーカジノ&ホテル」を運営している。

同社によると、この新リゾートはリッツカールトンとローズウッドブランドのホテル設置に加え、高層マンションやショッピングモール、会議施設なども併設する統合型リゾートを目指している。また、特徴的な造形のアーク型ビルディングの屋上にはスカイデッキを設け、リバーフロントの景色を楽しめるレストランも併設する。現地の報道では、来年から着工し2022年の完成を目指す計画だという。

昨年6月、エコー社はブリスベンの開発にあたり香港の2社と提携し企業連合を形成した。そのうち1社はマカオのカジノにも投資する複合企業の周大福だ。エコーが開発費の50%を出資し、残りの半分は提携2社で出資を行う。投資額に関する正式発表はないが、現地報道では総額20億豪ドル(約1,830億円)程度と推定されている。

※画像は新リゾートの完成予想イメージ(2014年に発表された投資家向け資料より抜粋)

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