【水曜】第23回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2014.10.08 / 連載

沖ドキにドッキドキ

もう、ヤバイったらありません。なにがかといったら、8月から導入されたパチスロ「沖ドキ」です。ハイビスカスが光ればボーナス確定っていう、い わゆる沖スロですが、AT機ということで意図的な連チャンが搭載されている。4号機時代の沖スロといえば、ちょっとアレがコレした結果、やたらと 連チャンしたりするのが当たり前でしたが、まさに沖ドキはその再来! 通常時はひたすら「光れ〜」と念じながらハマリに耐え、ボーナス後は「連 チャンしろ〜」と気合いを入れながらレバーを叩く。そんなゲーム性が再現されていて、とにかくヤバイ!

ここで個々の機会のことをあれこれ書くつもりはなかったんですが、これだけ面白いんだから仕方ありません。正直、発表時には有名版権でもないし流 行のゲーム性でもないし、ノーマークの人が多かったんじゃないでしょうか。でも4号機の沖スロ中毒になった人(筆者も含めて)にとっては、大注目 であったりしました。その結果、期待した以上の荒波かつ、かつての沖スロファンの琴線に触れまくるような細かいポイントもあったりして、今はただ ひたすら打ち倒して、そして負けまくっている次第。導入したホールでもかなり良いとのことで、こういう機械を選ぶ機種選定担当者は「分かってる」 と思います。

大ヒットシリーズの後継機や有名コンテンツを使った機械を入れておけば、仮に失敗したとしても責められることはないでしょう。でもこういう、言葉 は悪いかもしれませんが「一か八か」の機械を入れて失敗したとしたら、上からあれこれ言われるかもしれません。でも当たり障りのない機種選定ばか りをした結果が、今の画一的なホールばかりという現状の原因になっているのは間違いありません。沖ドキはマイナーといえないくらい認知度が高まり つつありますが、それ以外にも販売台数は苦戦していても面白い機械はたくさんある。そういうものをしっかり選び、そして導入する。仮にそれが賭け だとしても、そういうチャレンジを評価するファンは必ずいます。だからこそ、機種選定をされる方は色々な機械を実際に見て、自分で打って、自身で 評価して、その上でしっかり選んで欲しいなと思います。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

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