【水曜】第113回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点
2016.06.28 / 連載第113回 8の字観覧車からの風景は…
やっぱりマカオ(主にバカラ)は楽しく、昨年の10月以来の渡澳。まずは昨年は帰国した直後にオープンした、コタイ地区のスタジオシティ・マカオへ。
建物の真ん中に8の字型の穴が開いていることで有名なホテルですが、その8の字型の穴の部分がゴールデンリールという観覧車になっているのも話題。そこで浮かれ気分の観光客として乗車しましたが、これがちょっと期待はずれで…。そもそも8の字型なら8の字の形に添って動くと期待しますし、そこで交差する部分はどういう仕掛けになっているのかなと楽しみにしていたら…。8の字の外周をざっくりと沿う感じで、ただ単に楕円に動くだけでした。
さらに観覧車といえば風景を楽しむものですが、コタイ地区は相変わらずの開発ラッシュ。今後開発が予定されている更地に工事現場と、殺風景な光景が広がるのみ。なんだか無為な、約15分の乗車時間でありました。
ホテル内は、最近のマカオがカジノ以外でも集客しようという、目指している方向が色濃く反映されたものになっています。
マジックショーやバットマンの4Dシアターといったはアトラクションはアミューズメントとして極めてハイレベルで、リゾートホテルらしいプールにスパに高級ブランドが並ぶショッピングモールといった施設をあわせて、ホテル内で全てを完結できるだけのクオリティを備えてます。
もちろんカジノもコタイ地区のホテルらしい大規模なものになっており、これぞIR(統合型リゾート)のお手本といえるものでした。開発ラッシュのコタイ地区では、ベネチアン系列のパリジャンやウィンの新店(と書くとパチンコ屋みたいですが)であるウィンパレスも間もなくオープン予定。
いずれも巨大IRとして、さらなるマカオの経済発展を支えていく存在になるはずです。そしてこれら新施設が完成すれば、ゴールデンリールからの風景はもっと魅力的になるのでは。そうなったあかつきには、再び乗ってみようかなと思います。
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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵(きなくさぞう)
学生時代にパチンコ・パチスロの魅力に取りつかれて、はや30年以上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるずると続け るしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp